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2017/10/16

代わりのきく仕事では満足が出来なくて。
"私だから"出来る仕事がしたかった。

川和田 紗希さんの転職体験記
川和田 紗希Saki Kawawada(24歳)
  • 転職前教授秘書
  • 転職後特許事務
  • 転職活動期間1ヵ月
  • 応募社数2
  • 面接社数1
この体験記のポイント
  • アルバイトからそのまま正社員に。この仕事をするのは私でなくても良いのでは?と感じ転職決意
  • 何も分からないまま転職活動をスタート。まずは"知る"ことから始めた。
  • 一人で任せてもらえた仕事。周りに頼られる楽しさを知った。

アルバイトからそのまま正社員に。社会人スタートは叔父の秘書。

前職は、大学病院で教授をしている叔父の秘書です。大学時代に叔父から頼まれたことがきっかけで、最初はアルバイトとして、卒業後はそのまま正社員として働きました。仕事内容はスケジュール管理、来客対応、研修会の準備、手術記録の作成、買い物など…本当に何でも行っていましたね。

アルバイトから続けていたので仕事自体は慣れていました。ただ正社員になって1年ほど働いてから、なんとなく「私でなくても、叔父をサポート出来る人はいるんじゃないかな?」と思うようになったんです。実際職場には、私より20歳以上も上のベテラン秘書たちがいて。人生経験を重ねてきた方が、教授を阿吽の呼吸でサポートしている姿を見ていると、自分は必要があるのかな…と感じるようになってしまったんです。

それで、これを機に自分で新しいチャレンジをしてみよう!と転職を決意しました。

何も分からないから、まずは転職活動を知ることから始めた。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
いざ転職活動を始めようにも、仕事を探すこと自体が初めてだったので、何から手を付けたら良いか分からず…。ひとまず転職活動のノウハウ本を買って読んでみることにしました。本の中で勧められていたので、転職エージェントにも足を運んでみましたね。2箇所ほど足を運んでみましたが、自己分析の仕方や履歴書の書き方など手取り足取りアドバイスしてくださったので、何も分からない状態からは脱出することが出来ました。ただ受けたい企業の軸を決めてエージェントに行った訳ではなかったので、紹介して貰った求人を見てもピンと来なかったんです。

面談を終えてから、改めて時間をとって自分自身を振り返ることにしました。最終的には大島特許事務所に応募を決めたんですが、もともと"特許事務所"にこだわっていたわけではありません。これまでやってきたことに近いサポート系の仕事で、大学時代に勉強した英語が活かせるものがあれば良いなと思っていました。エン転職で希望の条件を入れて探すと、特許事務所をはじめ、秘書や貿易事務などいくつか出てきて。求人を見ていく中で "自分だからこそ"出来る仕事を作るために、英語に加えて何か専門知識が身につく仕事に就きたいと思いました。それで、スキルアップのサポートが厚い大島特許事務所に応募してみたんです。

人生で初めての面接。今まで感じたことの無かった緊張感。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
人生初の面接はとっても緊張しました。今まで仕事でもこんなに緊張する機会は無かったので初めての経験です。

面接は時間が30分とカッチリ決まっていて、これまでの経歴や志望理由、今後どうなっていきたいかなどの質問に答えていきました。中でも一番緊張したのが英語のテスト。面接官の目の前でA4サイズの英文を要約するんです。 内容は面白い発明を集めた特許カレンダーからの抜粋でした。テスト前には面接官に「専門用語が多いので、分からない単語があれば聞いて良いですよ。」と言われていましたが、実際にテストでは特許や発明といった分野の、普段見慣れない単語が出てきました。ただ必死に解いていく中でも、正しく文章の内容をくみとることは大切だと感じたんです。なので一瞬「本当に聞いて良いのかな…?」と迷いましたが、分からないところは質問しながら回答を進めていきました。見慣れない単語が出てくることは面接官も十分に理解してくださっているので、問題なく教えて頂けましたね。

それでも終始緊張していたので、まさか受かっているとは思わなくて。後日郵送で内定通知が届いたときはすごく嬉しかったです。 叔父には転職活動をすることを伝えていなかったので、話をするのに勇気がいりました。ただ、初めて自分で掴んだ仕事。ここで新しく挑戦していきたい旨をちゃんと伝え、理解して頂けました。

一人で任せてもらえた仕事。スキルアップのために勉強する日々。

入社後は特許事務として、外国企業が日本の特許庁に出願する際の書類手続きなどを担当する部門で働いています。困ったことがあれば皆さん親身に相談にのってくれる環境ですが、部門の事務担当は私一人。依頼される仕事に正確に対応出来るよう、自分なりに一つ一つ向き合っています。私がいないと回らないプレッシャーはありますが、やりがいを感じる毎日ですね。

これからはもっと会社メンバーの頼りになれるよう、仕事で使えるスキルを増やしたいと思っていて。まずはお客さまのやり取りで日常的に使う英語力を伸ばすために、TOEICの勉強を始めました。週に1回仕事終わりに英会話教室へ通ったり、週末は試験の勉強をしたり、結構頑張ってますよ(笑)。まだまだ仕事をするうえで知識不足の面が目立つので、専門の参考書を読んだりして知財の知識も深めていきたいですね。

「自分ではなくても良いのでは?」と感じる仕事に物足りなさを覚えてチャレンジした転職。今は責任が大きくて大変なこともあるけれど、もっと頼って欲しいと思いながら働いていくのって、楽しいものだなと感じます。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

経験のある方は他にたくさんいましたが、
彼女の芯の強さに惹かれました。

大島特許事務所
原田 祐子
評価したポイントと採用理由 面接の時の彼女はものすごく緊張していて、まだまだ初々しさがありました(笑)
正直、経験やスキルだけで言えば彼女より上の人は沢山いたんです。ただ、分からないことを素直に聞ける、彼女の強さに惹かれました。そう感じたのは英語のテストでのこと。分からないままなんとなく回答を進めるのではなく、質問をしてでも正確に回答しようとする姿勢が感じられましたね。

というのも、特許事務は重要な書類の処理をたくさん行うため、常に正確に仕事をすることが求められます。なので知識を身につけるのも勿論ですが、目の前の問題に対してどう向き合うかが、とても重要なんです。

入社後は期待通りしっかり頑張ってくれています。1人で担当している不安を漏らさず、困ったことは積極的に頼ってくれるので、どんどん成長していますよ。今後も期待ですね。
企業情報
会社名弁理士法人大島特許事務所 資本金500万円
事業内容国内及び外国の特許・実用新案・意匠・商標の出願。 および、中間、先行技術調査、係争、コンサルティング業務。 【取扱分野】 輸送機械(自動車)、一般機械、産業機械 日用品 、通信・ネットワーク、土木・建築 医療機器、化学品・医薬品、電子機器・電子回路 バイオテクノロジー、半導体 従業員数29名(2024年9月末時点)
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