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2017/9/28

時間をかけるべきは、自己分析。
ここなくして応募しても意味がない。

前川 萌美さんの転職体験記
前川 萌美Moemi Maekawa(31歳)
  • 転職前スポーツクラブの統括マネージャー
  • 転職後WEB編集
  • 転職活動期間1ヵ月
  • 応募社数8
  • 面接社数1
この体験記のポイント
  • 前職はスポーツクラブにて統括マネジャーまで経験。7年間がむしゃらに働き、達成感を味わう。
  • 初めての転職活動。自分が本当にやりたいことを絞り込めず、上手く選考が進まない。
  • 自己分析からスタート。本当にやりたいこと、強みや弱みを改めて言語化することで、方向性が決まった。

がむしゃらに頑張った7年間。ふとこみ上げてきた“やりきった感”。

前職は、女性のためのスポーツクラブを運営する企業で働いていました。最初はコーチとして入社。2年間ほどは、トレーニング方法やマシンの使い方を教えたり、お客様の悩みを聞いたりしていましたね。そのうち、店長として店舗管理を任されるようになり、最終的には5店舗ほどをまとめていく統括マネージャーに。入社して3年ほどは、自分の仕事に自信が持てず悩んでいた時期もありましたが、年数を重ねていくごとに楽しくなってきていました。コーチから店長、そしてマネージャーとステップアップさせていただけたことで環境も変わり、日々やりがいを感じながら働いていましたね。

統括マネージャーの主な仕事は、お客様が少ないとか、退会率の高いなど何か問題を抱えたお店の改善。各店舗によって抱えている課題は異なるので状況を把握するところから始めて、お店のスタッフと協力しながら一つずつ課題を解決していました。マネージャーを2年ほど経験した頃でしょうか、新店舗の立ち上げを担当することになったんです。“新店舗”という言葉通り、本当にゼロからの立ち上げ。人の採用・教育、新規会員獲得や運営フローの構築など、もうそれは本当にありとあらゆる全てのことをやったんです。一つのお店を立ち上げる大変さと面白さを存分に味わえる経験でした。

そして、そのお店が無事にオープンして一年近く経ち予定していた売上が上げられるようになった頃、私の中で「やりきった」という感覚がこみ上げてきました。この先、ここで何か次のことをするというよりも、新しいことにチャレンジしたいと思うようになったんです。

時間をかけるべきは、自己分析。ここなくして応募しても意味がない。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
新しい仕事にチャレンジしてみようと決意して、私が最初にしたことは退職。働きながら転職活動をするほうが一般的なのだと思いますが、これはもう私の性格によるもの(笑)。7年間お世話になった会社ですから失礼がない形で退職したかったんです。その後、数ヶ月のんびりすごしながら、転職活動を始めました。

いざ始めようと思っても、私にとっては初めての転職ですから、何からすればよいのか分からない。とりあえず『エン転職』はじめ複数の転職サイトに登録し、求人を見ながら、何となく良さそうかな…と思う求人に2社ほど応募しました。でも、結果は…ダメ。でも、今思えば、当然かなと思います。私自身もやりたいことが明確になっていなかったのですから。

そこからは、ガラッと考え方を変えました。まずは「転職成功」について学ぼうと本を買ってきて、それに従って、自分の強みや弱み、そして本当にやりたいことは何かを整理したんです。そして、チャレンジしたい仕事について考えてみたときに、自分の中で出てきたのが「編集」という仕事。もともと本を読むことが好きでしたし、言葉を扱う仕事に興味を持っていたこともあって、新たにやってみたいと思うようになりました。友人や親戚の中にはクリエイターとして頑張っている人もいて、その影響も大きかったのかなと思います。

未経験からの応募とはいえ「業界勉強」が足りていなかったと反省。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
改めて自分のやりたいことを絞り込んで、転職活動をスタート。「編集」「東京勤務」「未経験OK」の3つを条件として検索をしていきました。それから、私が応募する上でもう一つ参考にしていたのが、会社のクチコミです。『カイシャの評判』はじめ、いくつかのクチコミサイトをみながら、実際に働いている方たちの声を読みながら判断をしていました。どんな会社でも良いところがあれば、改善すべきところもあるとは思いますが、あまりにもマイナスな評価が多い会社は、社員と信頼関係が上手く築けていないのかなと感じ応募を見送っていましたね。最終的に編集で応募したのは5~6社ぐらいかな。扱うテーマはそれぞれで、音楽やアウトドア、それからアメリカの文化を紹介していくようなものもありました。

選考は、書類選考と面接、それからライティングテストがあったところも。スペースキーは、ある山で課題が与えられて、初心者向けにその山の魅力を次回の面接までに書いてきてください、というものでした。あと、面接対策で、もう少し準備をしておけばよかったかな、と思ったのはWEBメディア業界について聞かれたとき。詳しくなかったこともあって、本当にたいしたことを答えられなかったんです。いくら未経験からの応募とはいえ、その業界についてはもう少し調べていけばよかったな、と反省しましたね。

地元・八ヶ岳を紹介できるような記事を作っていけたらいいですね。

現在は、登山Webマガジン『YAMA HACK』の編集担当として、企画・構成から、ライターさんへの作成依頼、原稿のチェック、そして入稿までを担当しています。念願の編集という仕事に就くことができ、充実した毎日を送っています。

先日私が担当したのは、“マッターホルン”の記事。WEBのメディアなので、どんなキーワードで“マッターホルン”が検索されているのかをチェックしつつ、記事の構成を考えていきました。観光なのか登山なのか、ちょっと前ですがバラエティ番組で取り上げられたこともあるので、その視点から紹介したほうがいいのか…など。頑張って企画した自分の記事がたくさんの人の目にとまっていると分かったときは、とても嬉しい瞬間です。

また、私の実家は、長野県の八ヶ岳。本当に雄大な自然に囲まれた場所にあるんです。夏山ハイキング・登山以外にもスキーや紅葉など、一年中楽しめる、とっても魅力的なところ。いつか『YAMA HACK』で、そんな地元の魅力を紹介できたらな…と密かな野望を抱いています(笑)。地元を盛り上げる仕事に携わっている友人も多くいるので、私がメディアで紹介することで多くの人が注目。観光や登山に来てくれる方が増えたら嬉しい。微力ながら、地元の貢献にもつながるかなと期待をしています。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

マネジメント経験を通じて磨かれたビジネス感覚は、圧倒的な強み。

マネージャー
奥野 和博
評価したポイントと採用理由 前川さんと面接をした際に、一番興味を持ったのは“マネジメント経験を通じて磨かれたビジネス感覚”です。これは市場価値の高い能力だと思います。具体的に彼女がこれまでやってきたことを聞いてみると、店舗のスタッフをまとめあげ、会員数アップ・売上アップという目標に向かって成果を出し続けていた。チーム全員が最大限力を発揮できる状況を創り上げていける方なのだと思いましたね。同じ社会人としても、一つの仕事にしっかりと向き合い成果を出していることに尊敬の念を覚えました。

彼女には、イチ編集担当として終わってほしくはありません。私たちがWEBメディアを通じて実現したいことを理解し、チームで協力しながらその世界観が伝わるメディアを創り上げていってもらいたい。副編集長や編集長というまとめ役をも視野にいれながら、頑張っていってもらいたいですね。
企業情報
会社名株式会社スペースキー 資本金800万円
事業内容■アウトドアWEBメディア事業 ◎キャンプWEBマガジン「CAMP HACK」 ◎登山WEBマガジン「YAMA HACK」 ◎釣りWEBマガジン「TSURI HACK」 ◎自転車WEBマガジン「CYCLE HACK」 ◎アウトドア情報アプリ「Sotoshiru」 従業員数68名 ※2022年1月時点
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