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2022/6/13

部署異動を経て、「仕事において大切にしたいこと」を再認識。それが、転職のきっかけに。

長谷川 敦士さんの転職体験記
長谷川 敦士Atsushi Hasegawa(33歳)
  • 転職前自社ECサイトの運営管理
  • 転職後アウトドア用品メーカーの営業
  • 転職活動期間3ヵ月
  • 応募社数5
  • 面接社数3
この体験記のポイント
  • 部署異動を経て「やりたいこと」を再認識するも、妻子がいるため転職にためらいを感じる。
  • 正直に思いを伝えたことで、応援してくれた妻。在職中の転職活動も、家族がいたからこそ成功した。
  • 既婚者の転職は「自分勝手」ではない。自分がいきいきと働くことが、家族の幸せにもつながっていく。

部署異動を経て、「仕事において大切にしたいこと」を再認識。それが、転職のきっかけに。

新卒で入社したのは、大手家庭用品メーカー。「腰を据えて働きたい」という気持ちがあったので、就活時には企業の安定性を重視していました。入社後に担当したのは、ホームセンターなどの顧客を担当する法人営業。「会社の物流について相談に乗って欲しい」とお客様からお声がけいただき、一緒に試行錯誤を重ねたのはいい思い出です。パートナーとして頼ってもらえることが嬉しくて。もちろん、シェア獲得の目標を達成できずに悔しい思いをしたこともありました。それもすべてひっくるめて、いい経験だったと今でも誇りに思います。

7年間営業として働いたあと、会社からの提案もあってECサイトの運用管理部門へと異動。お客様と対面で直接やりとりすることのない仕事になって、これまでと異なるやりがいを感じるようになりました。しかし一方で、「お客様の反応を間近で感じられる」という営業の魅力に改めて気付かされたんです。私が異動したことを知ってからも連絡を取ってくださるお客様もいて、「営業に戻りたい」という思いは段々と強くなっていきました。転職を意識し始めたのは、その頃のことです。

小さな子どもがいる中での転職。ためらう私の背中を押したのは、妻でした。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
子どもがまだ小さいということもあり、本格的に転職活動を始める前に妻へ相談を持ちかけました。まず伝えたのは、「どうして転職したいのか」という自分の気持ち。営業という仕事に対する私の思いを、真剣に聞いてくれたことを覚えています。もちろん転職をせずに営業部門への異動を申請することも考えましたが、転勤になる可能性がかなり高いというリスクもありました。メリット・デメリットを2人で整理してみて、最終的に他社への転職を決意。私の中にためらう気持ちもありましたが、むしろ「いっそのこと別の会社で頑張ってみるのもいいんじゃない?」と背中を押してくれたのは妻でした。あとから聞いた話ですが、異動をきっかけに私の様子が変化していたことに気づいていたようで。少し元気をなくしていた私に「また仕事を楽しんでほしい」という気持ちで、そんな声をかけてくれたのかなと思います。些細な変化に気づいてくれる存在が、とてもありがたかったですね。その後、「営業職」かつ「家族との時間を大切にできる会社かどうか」という軸で転職先を選び始めました。

在職中の転職活動がスムーズに進んだのは、家族がいたからこそ。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
ブランクを作らないためにも、働きながらの転職活動を選択。平日の帰宅後や土日の午前中を使って、応募書類の作成や面接の準備を行ないました。面接対策の参考書を読んで自分の強みを書き出したり、企業のホームページや求人広告を見て「どのような強みを活かせるか」を分析したり…と、かなり時間をかけて。その間妻は子どもを公園に連れて行くなど、私が集中しやすい環境を作ってくれました。しっかり転職への決意を伝えたからこそ、そのように協力してもらえたのかなと思います。一方で、自ら意識的に家族との時間を作ることもありました。一緒に遊んだり、料理をしたりする時間は、転職活動中の癒やしだったんです。

そして入念な事前準備が功を奏し、5社中3社で書類通過。時間が合わず面接を受けられなかった企業もありましたが、最終的にロゴスコーポレーションからの内定を承諾しました。面接官との会話を楽しむことができたという点も、判断基準のひとつです。「自分の経験を活かせるかどうか」「家族との時間を大切にできるかどうか」という2点において、納得のいく形で転職活動を終えることができました。

ためらう気持ちを乗り越えて気づいた、「自分がいきいきと働くことが、家族の幸せにもつながっていく」ということ。

入社後は、希望通り法人営業を担当。お客様とコミュニケーションを取る機会は格段に増えて、妻からも「最近、仕事楽しそうだね」と言ってもらえるようになりました。心配させていたので、妻の不安を取り除くことができて一安心です。休みも十分に取ることができ、家族との時間もたくさん。子どもは、私と遊ぶのを楽しみにしてくれています。

今はまだ入社2年目で年次は浅く、年下の先輩からいろいろ教えてもらっている状態。それでもありがたいことに、「上長の後継者として、将来的にマネジメントポジションに挑戦してほしい」と期待の言葉をかけてもらっています。まずは営業としてのパフォーマンス向上に専念しなければ!と、身が引き締まる思いですね。

家族がいることで、転職をためらってしまう気持ちも正直ありました。でも私は、転職活動を経て「自分がいきいきと働ける環境を選ぶこと」は、家族の幸せにもつながっていくと気づいたんです。自分の気持ちに正直になって、協力してもらえる環境を整える。それこそが、成功の秘訣だと思います。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

面接で受けた、いくつもの質問。「会社や仕事に興味がある」ということが伝わってきました。

経営管理部 総務課
佐々岡 大輔
評価したポイントと採用理由 前職での営業経験も経歴として魅力的でしたが、一番の決め手になったのは長谷川さんの人柄。面接のときに出会って10秒もしないうちに、「この人だ…!」という直感があったんです。普段からご家族に優しい長谷川さんだからこそ、誠実さや親しみやすさが滲み出ていたのではないでしょうか。

特に印象的だったのは、「何か聞きたいことはありますか?」という問いに対して、いくつもの質問を投げかけてくれたこと。「本当にここで働きたいんだ」という熱意が伝わってきたのを覚えています。

これからの長谷川さんに期待することは、組織を導くリーダーとしての活躍。社歴はまだ浅い彼ですが、これからの営業部を任せたいと思わせてくれる。そんな人物です。
企業情報
会社名株式会社ロゴスコーポレーション 資本金1億円
事業内容■アウトドア用品・アウトドアウエアなどの企画・販売・製造及び付随業務 従業員数150名(2021年6月時点)
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