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2020/3/19

諦めそうになったエンジニアの道。
自信のなさとも向き合ったら、成長機会をつかめた。

大竹 智稀さんの転職体験記
大竹 智稀Tomoki Otake(26歳)
  • 転職前ITエンジニア
  • 転職後ITエンジニア
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数3
  • 面接社数2
この体験記のポイント
  • 「ものづくり」に興味を持ち、未経験で挑んだIT業界。周りと自分のレベル差を目にし、不安を覚える毎日。
  • スキル不足な自分に自信がもてず他業界を検討するも、自分と向き合いIT業界で働き続けることを決意。
  • 初めての転職活動で素直さを大事にしたら、ITエンジニアとしても社会人としても大きな成長を得られた。

「成長できない」焦りと危機感を抱いていた社会人2年目

友人から勧められたのがきっかけで、IT業界に興味を持ちました。文系の大学だったので当初は検討もしていなかったのですが、友人から話を聞いて「ものづくりに関わる仕事って面白そうだな」と感じたんですよね。それでとあるIT企業に新卒で入社したのですが……。他の同期は学生時代からプログラミングしていた人たちばかりの中、自分はIT系の知識が皆無。入社後の研修でついていけなくなった時、「現実は甘くないな」と痛感しました。

エンジニアとしての土台がない状態でのスタートだったので、業務でも一向にスキルは身につきませんでした。誰かに相談しようにも、上司や先輩は忙しくしていてじっくり教えてもらうこともできず……。初歩的な仕事しか任されない状況に焦りを感じて、「仕事を通じてプログラミングを学べるプロジェクトに参加したい」と希望を出したこともありました。しかしその希望は叶わず、通勤に片道2時間以上かかる案件に常駐することに。毎日ヘトヘトになりながら働いていましたね。

社内の交流イベントも多くエンジニア同士の仲も良かったので、決して悪い会社ではなかったと思うんです。それでも、2年目になる頃には「この環境で働き続けて、自分はエンジニアとして成長できるのかな?」と不安になってきました。将来のキャリアが思い描けないまま働くのって、やっぱり辛いんですよね。「社会人2年目での転職は早すぎるかもな」と思いつつも、仕事をしながら転職活動を始めました。

IT業界と別業界、「本当にやりたいこと」を模索する日々

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
初めての転職活動だったので何も分からない状況だったのですが、ひとまず『エン転職』などの転職サイトに登録しました。他にも転職エージェントの方に「職務経歴書の書き方」などアドバイスをもらい、経歴の浅さをカバーするためひとつひとつの経験について詳しく書くなどいろいろと工夫しました。

実はこの時、IT業界以外への転職を検討していました。自分に「エンジニア経験者」として転職できるスキルがあるとは思えず、自信が持てなかったんです。学生時代は法学部だったので、「学んだことが活かせるかな」との考えから法務職を中心に探していたんですが、上手く行きませんでした。

『エン転職』でもそうですが、法務職だと経験者を対象とした求人がほとんどで、仮に運良く面接に進めても実務経験がないとその先に進めず……。エージェントに相談しながらいろいろな業界について調べてみたものの、未経験の分野だと新卒と同じラインに立たざるをえないことが分かりました。

キャリアをリセットしてでも別業界にいくか、このまま諦めずにIT業界でエンジニアを続けるか。「本当に自分がやりたいことは何?」と何度も自問自答した結果、「せっかく積み上げたIT業界でのキャリアを中途半端にするのはどうなんだろう?」との思いが強くなり、「きちんとスキルを伸ばせる環境でもう一度頑張ってみよう」と決意しました。

そんな決意を抱いた時に出会ったのがエージェントグローでした。特に惹かれたのが、『案件選択制度』。エンジニア自身の希望やスキルをもとに自分で仕事を選べるというのは、会社から与えられた仕事しかできなかった自分にとってとても魅力的でした。「スキルアップに繋がる仕事ができるのでは」との期待を胸に、応募したことを覚えています。

面接で素直に不安を伝えたら、社長も真剣に向き合ってくれた

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
エージェントグローともう1社、合計2社の面接を受けたのですが、やはりスキル面が不安でした。実際、もう1社の面接では専門用語が分からず質問の意図が理解できずだいぶ苦戦しました。プログラミングのテストも思うように書けず、とても悔しかったですね。面接後「あの質問はどういう意味だ?」と調べて、「次同じこと聞かれたらちゃんと答えられるようにするぞ」と決意したりして。

自分なりに努力するとはいえ、今のスキル感はプロから見れば明らか。なので、エージェントグローの面接では「スキル不足の不安」を正直に伝えることにしたんです。背伸びをしても仕方がないですしね。それに『案件選択制度』があっても、今の自分のスキル感で参画できる案件がゼロなら意味ないですし。だから面接の場では、社長に直接「私にも出来る仕事はありますか?」と聞いたんです。

今思うと、それが正解だったんだなと思います。社長は「できないことを認めるのも大事」と考える方で、経験が少ないことを否定されなかっただけでなく、その場で「こんな案件やこんな案件を用意できますよ」といくつも案件例を挙げてくれたんです。さらに「どうすれば成長できるか」や「これからどんなキャリアを歩めば良いか」とか、一緒になって考えてくれて……。面接というよりキャリア相談会みたいでしたね。

気がつけば、感じている不安や将来の希望といったことまで話していました。面接なのに緊張せず、当時上司にも言えなかったことを素直に話せたのは本当に初めてで。「ここでならやりたい仕事ができそう」と確信したのもあり、内定が出たとき迷わず入社を決めました。

エンジニアとしての自信を得て、社会人としての成長に繋がった

2018年に入社してから2つの案件に参画したのですが、最初に参画した「スマホアプリ開発案件」は特に印象に残っています。自分にとってエンジニアとしての土台を築けた案件でしたからね。

その案件を希望したときは「プログラミングがほとんどできない自分にはムリかな?」とも思ったんです。それでも是非とも参画したいという気持ちがあったので、案件先の方とお会いした際に「今はまだスキルが足りないけれど、頑張って勉強したい」と伝えました。「正直に伝える」というのは面接のときと同じですね。

そうしたら「業務時間外にプログラミングを教えるから、勉強する気があるなら参画してほしい」と言っていただけて。後から社長に聞いたら、異例の対応らしいです(笑)。 それから数ヶ月は、朝早くから勉強して、仕事をして、また勉強して……という毎日で、スキルはグッと伸びました。辛いと思ったこともありましたけどね。このとき身につけたスキルがあったから次の案件にも参加できましたし、初めてエンジニアとして自信を持てたんです。

今は自社の管理職にもなりましたし、社会人としても成長を感じています。前職時代は管理職になる日がくるなんて想像もしませんでしたが、エンジニアとしての自信を得て変わった部分はあると思います。マネジメントの面白さも感じはじめているので、もっと広い範囲を見られるようになっていきたいですね。 IT業界を諦めず、正直な転職活動をして本当に良かったと思います。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

自分をさらけだす誠実さに、「彼は伸びる」と確信しました。

代表取締役
河井 智也
評価したポイントと採用理由 「なんと若々しい人なのだろう!」というのが第一印象。 「頼りない」というわけではなくて、エンジニアとしての経験こそ浅いものの「きちんと考えている人だな」と感じましたね。いろいろ調べて準備していましたし、「スキルを磨いていきたい」という明確な目標も持っていましたから。

私は彼の「誠実さ」を最も評価しました。「スキルが足りず、できる仕事がないかもしれない」という不安をハッキリ言ってくれたんですね。多くの方は自分を良く見せようと、「アレもコレもできます!」とアピールするんですよ。実態が伴わなければ、会話の中で分かってしまうんですけれど。その点彼は、正直に自分をさらけだしてくれたのです。「自分自身の至らないところ」を認められる人ほど成長するものですから、「彼はこれから絶対伸びる」と確信しましたね。

実際、彼は予想以上に成長してくれています。私たちが掲げる『中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える』というミッションにも共感してくれていますし。マネジメントにも適性があるので、最年少の上級管理職——さらには役員へ……と、この調子で更に上を目指して貰いたいですね。
企業情報
会社名株式会社エージェントグロー 資本金1億円
事業内容■システムエンジニアリングサービス お客様のニーズを先取りし、確かな経験と技術力のあるエンジニアを様々な開発現場や状況に応じて柔軟に提供いたします。 ■SaaS事業(Fairgrit(R)) 私たちのノウハウをすべてつぎ込んだ、エンジニアを大切にしたいSES企業様向け業界特化型SaaS「Fairgrit(R)」の開発運営を行なっております。 ■SESコンサルティング 株式会社エージェントグローがSES事業で圧倒的な成果を出しているノウハウを惜しみなく提供しております。 従業員数466名(2024年4月10日現在)
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