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2020/3/16

慣れた事務を辞めて、初めての営業に。
少し背伸びした転職をしてよかったです。

森安 麻衣さんの転職体験記
森安 麻衣Mai Moriyasu(21歳)
  • 転職前証券会社の事務
  • 転職後IT企業の営業
  • 転職活動期間1ヵ月
  • 応募社数3
  • 面接社数2
この体験記のポイント
  • 新卒では「安定」を求めて、証券会社の事務に。単調な仕事は、毎日を退屈にしていった。
  • 営業へのキャリアチェンジを決意。仕事を通じたやりがいを求めて、転職活動を開始した。
  • たくさんの苦労とともに、営業デビュー。大変だからこそ成長できて、仕事が楽しいと実感。

「安定」は、仕事を退屈にした。変化がある営業職に、憧れた。

前職は、証券会社の事務職でした。商業高校出身だったので学んだことが活かせそうだと思いましたし、なにより「安定していて、長く働けそう」だと思って入社を決めました。仕事内容は主に営業のサポートで、書類にミスがないかのチェックや電話応対などを担当していました。

しかし、一通り仕事を覚え、慣れてきた3年目に転職を考えるようになったんです。毎日同じような書類チェックをコツコツとこなすルーティンワークも、証券会社のイメージとは裏腹なまったりとした社風も、個人に課せられる目標がないことも、物足りなさになっていきました。次第に働く目的や成長している実感も持てなくなって。そして転職を考える中で「営業にチャレンジしたい!」と思うようになりました。関わることができる人の数が増え、より多くの人から頼ってもらえる。お客様からの要望に応じて、提案内容が日々変化する。事務にはない働き方が、営業にとっては「当たり前」で羨ましいと思ったんです。また、人と話すのが好きな性格なので、なんとなく「営業向きな性格なのでは?」と思っていて。営業へのキャリアチェンジを決意しました。

営業は未経験。だから「入社後に努力する覚悟」をアピール。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
主に、エン転職を使って転職活動を進めていきました。「営業に挑戦したい」という希望が明確にあったので、少しずつ業種や扱う商品・サービスを軸に、応募企業を絞っていったんです。そしてさまざまある営業求人の中でも、私は人材系、IT系に希望を絞りました。商業高校で情報処理を学んだ経験からITに興味を持っていたし、人材系であれば自社の教育にも力を入れてそうなので安心だと思ったんですよね。

それで3社応募しようと決めたのですが、応募書類の作成に悩みました。事務からのキャリアチェンジだったので、入社後すぐに活かせるスキル・経験がなくて…。過去の実績をアピールできないのであれば、未来に期待してほしいと伝えようと思い、初めての仕事だけど成長に向かって努力できる性格を伝えることにしました。コツコツ勉強して金融関連の資格を2つとった経験をもとに、営業として成長できるように努力していく覚悟をアピールしました。

また、面接でも成長意欲が伝わるように工夫しました。退職理由を聞かれた際には、前職が保守的な風土であったこと、ルーティンワークで成長実感が得られなかったことなどを伝えました。そんな働き方に物足りなさを感じていたからこそ、自分から先輩の力を借りに行って成長していきたいと発信。そんな意欲が認められてか、内定をいただくことができました!

たくさん苦労した営業デビュー。だけどそれが面白い。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
初めの1ヶ月間は、マンツーマンで、IT業界、そして営業の基礎知識を教えてもらいました。しかし私の営業デビューは初めのうちは苦労の連続でした。2年半、証券会社で大きなミスなく働いていたので、社会人として少しは自信もあったものの「ホウレンソウができていない」など、初歩的なところから注意されることが多くて。自信もなくなったし、落ち込むこともありました。でも「できないなら教わるしかない」って気持ちを切り替え、プライドを捨て、ビジネスメールの書き方、言葉遣い、ビジネスマナーなど、基本から素直に教わっていったんです。そしたら少しずつ、褒められることが増えていきました。

今では、新規顧客の開拓営業とコーディネート業務の両方を任せてもらっています。IT企業にどんな技術者を求めているのかニーズをヒアリングするところから、求職者の面談、そしてマッチしている企業への推薦、就業フォローまで担っています。うちは売上以上に、1件1件の取引を大切にしている会社なのでじっくり営業ができ、やりがいを感じています。今後の目標は、先輩のフォローなしで営業を自己完結できるようになること。将来入社してくるであろう後輩の育成にも貢献できればと思っています。

安定を捨てたから知った、仕事の楽しさ。転職を選んでよかった。

人に安泰と言われる環境を飛び出して、営業へキャリアチェンジしたこと。私は正解だったと思っています。

新卒で就職するとき「安定」は、何よりも魅力だと思っていました。業績の心配はないし、慣れた仕事を繰り返すのはラク。でもそれだけだと、仕事の本当の楽しさ、成長する喜びを実感しづらい。変化の繰り返しである営業にチャレンジしてみて、改めて実感しました。多くのお客様と向き合い、いろんな経験をしていく中で前職時代はできなかったことができるようになりましたし、視野もすごく広がりました。また、そんなふうに成長実感を持てることが、すごくモチベーションになります。

そして、お客様、求職者などいろんな人に直接感謝の言葉をもらえるようになったのも嬉しいです。取引実績のない企業と商談を重ね、イチから信頼関係を築いていくのは大変ですが、だからこそ感謝される仕事ができたときには大きな達成感を得ることができます。

今、こういうふうに仕事の楽しさを実感できているのも、新たな環境で、イチから仕事を学んでいくことができたから。せっかく働く環境を変えたとしても「前職はこうだったから」と昔のやり方に固執していると、成長の機会を逃してしまいます。新たな仕事に挑戦するときに、大切な姿勢なのかもしれないです。
(取材・執筆:田尻真子/編集:エン転職編集部)
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

ポジティブに、仕事にしがみついていく。だから応援したくなる。

代表取締役
熊澤 隆之
評価したポイントと採用理由 弊社は人柄重視の選考を行なっています。そして営業募集の場合には、自分の考えをきちんと意見として伝えられるか、気遣いができるか、人の懐に入り込めるか…を見極めています。そうした営業としてのベースができていれば、営業経験がなくても育てていけると考えているからです。森安さんもその点をクリアしていると面接で感じました。加えて、仕事を前向きにとらえ、営業として着実に成長してくれそうだと実感が持てました。

実際、面接での印象は間違っていませんでした。入社後は基礎的なところにも躓いていたので「本当に2年半証券会社で働いてきたのか…?」と思ったりもしましたが、大変な時期もくぐり抜けて、今ではよくやってくれています。結果がすぐに出る仕事ではないので、しんどい時期もあったはず。しかし、持ち前のポジティブさで、仕事にしがみついて頑張ってくれたなと思っています。これから後輩も増えていくと思うので、営業としてもっと成長し、会社のキーパーソンになってほしいです。期待しています。
企業情報
会社名株式会社八興システムズ 資本金1000万円
事業内容ソフトウェア設計・開発・保守 サーバー・ネットワークに関する構築・運用・保守業務 従業員数50名(2023年8月現在)
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