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2019/10/7

企業から届いた「応募歓迎」が、背中を押してくれた。
語れる職歴がなくても、応募していいんだ、と思えた。

濱岡 知世さんの転職体験記
濱岡 知世Tomoyo Hamaoka(26歳)
  • 転職前ホテルの電話取り次ぎ
  • 転職後訪日外国人向けの旅行プランナー
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数3
  • 面接社数3
この体験記のポイント
  • 前職は、お客様からの電話を該当部署へ取り次ぐ仕事。しかし、自分が直接お客様の要望に応えたいという思いが日々増していった。
  • 「自分には無理かも」と思いつつ、人気の旅行プランナーに応募。「内定がもらえたら奇跡」と思っていた。
  • 書類や面接は、盛らずに勝負。等身大のエピソードを伝えることで、かえって誠実さや真面目さが伝わった!

前職は、電話を担当部署へつなぐ仕事。次第に、直接自分がお客様の要望に応えたいと思うように。

新卒の就職活動で希望していたのは「海外の方に、日本のよさを伝える仕事」。具体的には、ホテルや航空会社、旅行会社を見ていました。そして、日系のホテルに入社。決め手になったのは「日本を訪れた外国人へ日本の良さを伝えていけるのではないか」という期待から。幼少期から生け花や茶道などの日本文化や英語に親しんでいたこと、学生時代にカナダとアメリカの2カ国に留学した経験から、そういう仕事がしたいという想いを持っていました。

入社前の私は想像が及んでいなかったのですが、ホテルにはフロントやレストラン以外にも専門化した多くの部署があって。そんな中、私が配属となったのは、代表電話の応対をする部署でした。

ここで、学びの多い新人時代を過ごせたことは、今でもすごく感謝しています。各界の著名人も宿泊するホテルなので、丁寧な敬語やビジネスマナーを先輩から親切に教えていただくことができました。そして、簡単にNoとは言わない、できないことでも代替案を示す、といったサービス業としての大切な姿勢もここで学びました。ホテルに宿泊されるお客様がどういう要望をお持ちなのかも、大変勉強になりましたね。

ただ、基本的な役割は「お客様と社内の適材適所をつなぐ橋渡し」でした。お客様のご要望をじっくり聞き、お応えしていくのは、私が電話をつないだ別の部署の役割。次第に、自分が直接お客様のご要望に応えていきたいと思うようになりました。加えて、新卒時に希望していた「海外の方に、日本のよさを伝える仕事」により近い仕事をしたい、という想いも膨らんできて…。そのために「一人ひとりのお客様により深くアドバイスできるように、自分が責任を持って色々調べたい」「宿泊以外だけでなく、旅行そのものについてもお客様の相談に乗ってあげたい」と思うようになりました。

そして、このまま仕事を続けていくべきかを悩みましたが、自分のやりたい仕事により携われる会社へ転職し、そこで成長したいと思い、社会人2年目が終わる冬に転職活動をスタートさせました。

内定の自信はゼロ。でも、第一志望の会社を諦められずに応募した。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
仕事探しの軸が新卒の頃から変わっていなかったので、いくつかの転職サイトに登録後、早速エントリーを進めることができました。応募したのは、旅行会社や訪日外国人向けの旅行サイト運営会社など3社。みちトラベルジャパンは、その中でも第一志望でした。なぜなら、海外の方に向けて完全オーダーメイドで日本旅行をプランニングする旅行会社だったから。「海外の人へ、日本の魅力を伝えたい」という私の想いが、どこよりも叶えられる会社だと思ったんです。一方、大手の旅行会社だと、希望通りの訪日外国人向けの部署に配属されなかったら、希望の仕事はできませんから。

しかも提供するのは、オーダーメイドの旅行プラン。海外に住む方とコミュニケーションをとり、ご要望に合わせて日本旅行を企画するなんて、すごく面白そうだと思いました。ただ、挑戦したいと思った反面、自分に内定がもらえるかな…という不安は大きかったです。応募者が多く、倍率が高そう。そんな中で、2年未満のキャリアの自分が、今までの業務経験を話して、面接でどの程度アピールして選んでもらえるのか、大いに不安でした。応募する勇気が持てなかったのでとりあえず「★気になる」をしていたところ、みちトラベルジャパンから「応募歓迎」が届いたんです。そのときやっと、あ、私応募していいんだと思えて。応募ボタンを押すことができました。「内定がもらえたら奇跡」と、期待はしすぎずに…。

選考を振り返って…「盛らない自己PRが、かえって好印象に。」

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
前職では、ホテルには詳しくなったものの、学んだことが旅行全体を企画する仕事で通用するのか、不安な気持ちを拭うことができませんでした。気持ちを整理するために、転職エージェントと複数回面談したことも。「こういう伝え方をすると、印象がよくなりますよ」そうしたアドバイスをもらい、気持ちを前向きにしながら、職務経歴書や自己PRを完成させていきました。

すごい実績は持っていない分、大小問わずアピール。できる限りのエピソードを、書類や面接で積極的に伝えるようにしていました。話を“盛る”と、途端に嘘っぽくなってしまうので、前職の経験を伝えるときも、できるだけ事実に即して伝えていました。「正直すごい仕事はしていないです。でも、その中でもこういう点は工夫していました」というように、仕事への真剣さと、努力は伝えるようにしていましたね。

学生時代の経験も、貴重なアピールポイントとして伝えました。大学で国際文化を専攻していたこと。カナダとアメリカの2カ国に留学し、外国の方へ茶道や日本のカルチャーを教えていたこと。英語の勉強も学生時代に頑張っていたこと…など。

さらには、プライベートなこともアピールポイントに盛り込んでいました。具体的には、なるべく時間をつくって国内旅行に出かけていたこと。前職は休日数が少ない上、全部夜勤シフトだったんですけど、日本各地の魅力や文化にふれる機会を大切にしていたんです。島根や四国などの地方にも、積極的に足を運んでいたエピソードを興味深く聞いてもらえたのは嬉しかったですね。ほかの応募者に比べたら、些細な話なのかもしれない。それでも自分の話に興味を持っていろいろと質問してくださるみちトラベルジャパンの面接があたたかく、入社意欲が高まりました。

そして、そんな私の想いと会社の想いが重なって、内定をいただくことができました。

憧れの仕事だから、前向きになれる。自信はなくても動いてよかった。

転職してみて、一番変わったのは気持ちの面。やりたい仕事に辿りつけないモヤモヤと不安を抱えた状態で働いていた私が、みちトラベルジャパンに入社してから、前向きに、明るく働けるようになった。自分でも、そう感じています。

入社して1年半。現在は、自分主導で旅行のプランニングも任せてもらっています。先日担当したのは、あるキャラクター好きの娘を持つご家族の旅行。「なるべくたくさん、キャラクターとふれあえる機会をつくってほしい」とご要望をいただき、そのキャラクターのラッピング電車に乗ったり、テーマパークを訪れたり…という盛りだくさんな旅行を企画しました。旅行の企画だけでなく、お問い合わせから旅行中のフォローまで、すべて自分で対応できるこの仕事にはすごくやりがいを感じています。旅行後に感謝のメールや、記念写真が届くことも非常に多いんですよ。旅行に関する法律や日本文化、各地の観光地・グルメなど、覚えるべきことも多く大変なこともありますが、好きな仕事をするためだから、前向きに頑張れますね。

「ほかの会社に入っても、役に立てるのか…」そう自問自答して、なかなか転職活動に踏み出す勇気が持てなかった私。でもこうして内定をもらって「外国人に、日本のよさを伝える」という希望の仕事に就けたことで、前向きに、明るく仕事に取り組めるようになりました。勇気を出して、転職してみてよかったな、と心から思えます。希望の仕事に就けた感謝を忘れずに、初心を忘れることなく頑張りたいです。

自分が希望する仕事に向き合う毎日は、想像以上に楽しい。今の仕事に悩んでいるなら、トコトン考え抜いて、自分が楽しく働ける場所を探してみるのも手だと思います。
(取材・執筆:田尻真子/編集:エン転職編集部)
採用担当者の声
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好奇心旺盛な努力家。明るく会社を引っ張ってくれる存在です。

代表取締役
茶田 誠一
評価したポイントと採用理由 弊社が、選考で主に重視しているのは、語学力とホスピタリティを持っているかどうか、です。

お客様と毎日何十通ものメールをやりとりする仕事ですので、英文メールが書ける方でないと仕事が務まりません。また「完全オーダーメイドの旅行プランの企画」という仕事の特性上、マニュアルを見てできる仕事ではない。ですので、ホスピタリティを持って臨機応変な対応ができる方を求めています。

濱岡さんは、その2点を問題なくクリアしていました。自信なさげにしていますが、実は彼女、TOEIC920点というハイスコアの持ち主なんですよ。英語力を見極める適性検査の得点も、申し分ありませんでした。また、彼女は前職で「大した仕事をしていない…」と言いますが、そうではありません。仕事について聞くと、相手を思いやりながら、自分なりに工夫して真摯に仕事に取り組んできたんだなというエピソードがいくつも出てくるんです。ホスピタリティを持っている証拠ですよね。いくら事前に志望動機や自己PRを用意していても、仕事に真剣に向きあっていないと、こういう話は出てこないのではないでしょうか。

第一印象では、どこか自信なさげな様子が気になりました。しかし、自分の中に語れるエピソードをいくつも持っていたので「謙虚な努力家なんだろうな」という確信に変わりました。夜勤明けに面接に来る人ですからね。聞いたときには驚きましたが(笑)。

濱岡さんは、転職活動もその後の業務への取り組みも、非常に真摯に取り組む人です。今は、持ち前の好奇心旺盛さと前向きさを活かして、新人の教育係や新卒採用のプロジェクトなども引き受けてくれています。

1年半前、まだやりたいことに辿り着けていなくて、社会人としての自信ももててなかった濱岡さん。彼女が弊社に応募してくれ、素直に自分のしたいことを話してくれて内定を獲得して…。活き活きと自分のやりたい仕事に向き合い、仕事を楽しんでいることを改めて嬉しく感じます。このようなご縁をつくってくださった、エン転職に感謝です!
企業情報
会社名みちトラベルジャパン株式会社 資本金1000万円
事業内容訪日観光客向けの旅行プランの企画 【登録番号】 東京都知事登録旅行業第2-5867号 【加盟団体】 社団法人日本旅行業協会(JATA) 従業員数14名(2024年6月時点)
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