広報のWEB履歴書作成のポイント

  • ポイント1

    採用担当者が見るのはココ!

    ・ 在籍企業の概要(ビジネスの内容、主な顧客層など)
    ・ どのようなメディアを利用したことがあるか
    ・ どんな実績をあげたか
  • ポイント2

    「誰に対して」「何について」「どのような手段で」をわかりやすく書こう

    広報経験の場合、対象・内容・手段によって、異なるノウハウが必要になります。
    例えば、一般消費者向けの消費財メーカーであれば、広く情報が発信されるテレビやホームページを使った広報が多くなりますが、企業向けの機械メーカーであれば、エンジニア向けの技術情報サイトや、専門誌などでの広報が多くなります。

    そのため、まず在籍企業の業態・主な顧客層などについて、まとめておく のが基本です。
  • ポイント3

    実績を、積極的にアピールしよう

    実績がアピールできると、読み手の印象に残りやすくなります。
    「ブランド認知調査での評価UP」「コスト削減」「パブリシティ掲載数増加」などは、比較的実績として取り上げやすいところです。積極的にアピールしてみましょう。

    なお、「クライシス・コミュニケーションの経験」「CSR関連業務経験」「SNSの利用ガイドライン策定」などの経験をお持ちの場合は、アピールポイントなどであげておくと効果的です。

広報の職務経歴サンプル

職務経歴
エン・フーズ
勤務期間2012(平成24)年4月現在(2年6ヶ月在籍)従業員数402名雇用形態正社員部署/役職係長
職歴概要
●広報・宣伝(2012年4月~現在)

[事業概要]
米菓・スナック菓子などの製菓メーカー
中心となる購買層は、10代後半~30代の男性・女性(T層・M1層・F1層)
ここがポイント!
自社がどんなビジネスなのかをまとめておくことで、何について、どんな人を対象とした広報を担当しているのか、読み手が理解しやすくなります。


[所属歴]
2008年4月 入社、製造部に配属
2009年4月 管理部広報課へ異動
2011年4月 係長に昇格

[担当業務]
・企業ブランドの運用管理
・広報予算の管理
・メディアリレーション関連業務(取材対応、商品提供、原稿確認)
・プレスリリースの作成・配信
・広告など各種制作物のディレクション
・SNS(twitter、Facebook)を使ったユーザーコミュニケーション
・商品に関するWebアンケート調査の企画・実施

[利用経験がある主なメディア]
・テレビ、ラジオ
・新聞、雑誌、業界紙
・SNS(twitter、Facebook)、メールマガジン
・交通広告、ダイレクトメールなど

[主な実績]
▼SNSを活用したユーザー認知強化
twitter・Facebookなどを活用し、日常的なユーザーコミュニケーション強化に取り組みました。現在までに、計約8万名のユーザー獲得に成功しています。
ここがポイント!
数値でアピールできる実績をお持ちの場合は、ぜひ記載しておきましょう。
「広報コスト削減」「メディア露出回数増加」なども、実績の材料になります。


▼WEBアンケートによる効率化 郵便・グループインタビューなどで行っていたアンケートを、Web上で実施。回答回収数2倍、コスト1/3、実施集計期間(35日間→9日間)など、多くの改善の成果を出すことができました。

[アピールポイント]
自社製品の異物混入が発生した際、消費者だけでなく販売店向けの情報発信にも注力。他部署と連携し、発生因(製造段階ではなく、店頭での異物混入)、流通している商品の安全性について、わかった情報からタイムリーに発信することで、消費者・販売店双方に安心して商品を購入いただけるよう努めました。
ここがポイント!
「クライシス・コミュニケーション」など、なかなかできない体験がある場合は、ここでアピールしておくのも効果的です。