もっとも意識したいのは「会話のキャッチボール」です。相手の言葉を上手にキャッチして、自分からも上手に投げ返していきましょう。目指したいのは「一問一答」のようなやり取りではないので、質問に対して回答するまでに、遠回りをしてもOKです。分からないことがある場合や、質問の意図を理解しにくい場合には、聞き返したり確認したりできると良いですね。さらに、「会話のキャッチボール」には、相手の話をさえぎらずに最後まで聞く、一方的に自分の話をし続けない、適切にあいづちを打つ、といった点も欠かせません。ぜひ念頭に置いてください。
その他に意識したいポイントとしては、基本的なマナーの話になってしまいますが、「にこやかに挨拶する」や「相手の目を見てハキハキと話をする」があります。これらは事前に自分でチェックできる部分ですから、鏡を前にした練習をオススメします。自分が話している姿を携帯電話などで動画撮影してみても良いですね。思ったより表情が硬い、うつむきがちに話をしている、といった改善点が見つかるかもしれません。
最後に、面接に臨んだ際には、人によってコミュニケーションの取り方を変えないことも大切です。自身に悪気はなかったとしても、ひょっとしたら「受付での態度が悪かった」「廊下ですれ違っても挨拶がなかった」等、マイナスの評価が面接官に伝わってしまう可能性があります。会社に足を踏み入れた時から面接は始まっている、と心得ましょう。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。