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取材から受けた会社の印象
「味付メンマ」というニッチな市場に特化し、業界トップクラスの売上を誇る同社。私が日頃利用している大手コンビ二や有名ラーメン店とも長年取引がありました。取材して感じた、同社で営業として働く魅力は大きく2つあります。
1つは、メンマに特化した商品開発を行なっていること。競合メーカーの多くは、数ある商品の中の1つとしてメンマを取り扱っていますが、同社は創業以来ずっとメンマが主力商品。そのため、「メンマと言えばミクロ」という立ち位置を築けています。売上の6割以上はメンマです。国内に自社工場があり、高品質を維持している安定感も強みです。
もう1つは、働きやすい職場環境。チームワーク重視の組織で、残業が少なく、社員の8割は勤続10年以上だそうです。今回取材を行なった山本さんも、未経験からコツコツと知識と経験を積んでいます。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい提案相手となるバイヤーや飲食店の店主は、こだわりの強い人ばかり。そのため、オススメした商品を気に入って仕入れてもらった時は、やはり一番嬉しいとのこと。例えばメンマだけでも商品数は数十とありますが、微妙な太さの違いが食感を大きく変えます。そのため、ラーメン店など飲食店へは、その店の商品に合うものを考えて提案したり、時には「もう一回りサイズの大きいものにしたら、このラーメンにより合うと思うんです」など、商品開発を提案することもあるそう。「それ、すごく良いですね!」と自分の提案を受け入れてもらえた時には、「認めてもらえた」という達成感を味わえるでしょう。食が好きな方なら、色々と研究したりして得た知識を活かせることにも、大きなやりがいを感じるはずです。
厳しさ食品の種類だけではなく、食品の添加物や調味料について聞かれることもあるため、細かい知識が必要な場面があります。初めのうちはそういった質問に即答することができないもどかしさを感じることがあります。また、日々お客様へ提案する際に、自社商品や、自社商品を使ったメニューを実食する機会があります。特に、お客様が調理して出してくれた商品であれば、なかなか残しづらいもの。完食することも多いため、私生活を含めて食事のコントロールをしなければ、「いつの間にこんな体重に…!」と驚くこともあるそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人契約書の手続きや受発注業務などは専門の事務スタッフが担当してくれるため、営業に集中できる環境です。「お客様に向き合った仕事がしたい」という方に向いています。また、同社では営業メンバーみんなで報告や相談をしながら仕事を進めていきます。そのため「人と協力しながら物事を推し進めるのが得意」な方は、ご活躍いただけるでしょう。
向いていない人提案時は、お客様と実食しながら何度も意見を交わします。そのため、食べることが好きという方でないとなかなか続かないでしょう。また、チームワークを大切にしているため、「自ら営業をしかけてどんどん達成し、インセンティブを得たい」といった個人プレーがしたい方には向いていない仕事です。