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取材から受けた会社の印象
印象的だったのは、経済産業省だからこそ歩めるキャリアの幅広さ。取材を受けてくださった土居さんも、入省から現在に至るまで様々な分野で活躍されているそうです。
土居さんは経済産業省の職員の任用を主に手がけており、新卒イベントへの登壇等もされています。ですがそれまでは、製造産業局、商務情報政策局、内閣府、イノベーション・環境局、産業保安・安全グループでキャリアを歩まれてきました。
外務省、環境省と調整し、日本の2050年のカーボンニュートラルに向けた戦略の執筆を担当されたり、宇宙ビジネスの推進のための新しい法律の制定に携われたり、
エネルギー・産業インフラの安全安心に関する法律に基づく申請手続の電子化に向けたプロジェクトマネージャーを担当されたりもしたそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■幅広い分野での活躍に挑戦できる
~環境経済室の場合~
例えば、イノベーション・環境局の環境経済室で、日本の中長期の地球温暖化対策の企画立案を担当していた時。
世界的なカーボンニュートラルの潮流が押し寄せる中で、日本としてのカーボンニュートラルに向けた長期の戦略を策定するにあたり、数ヶ月で100社を超える企業にヒアリングを行い、素案をとりまとめたとのこと。また、立場の違う外務省、環境省の担当者と毎日膝をつき合わせて議論を行い、世界に発信していくべき青写真を描くための調整を行ったといいます。今となっては、当時の他省庁の担当者は良い飲み友達になっているとのことでした。
~保安政策課の場合~
例えば、産業保安・安全グループの保安政策課で、局内案件のとりまとめ、横断的なプロジェクトの推進を担当していた時。コロナ禍を契機としたDXの推進が急務となる中で、エネルギー・産業インフラの安全・安心に関する各種法令に基づく、年間25年万件に及ぶ申請・届出の電子化を実現する取組のプロジェクトリーダーを担当されていたそう。紙文化が根強い役所の中で、電子化を進めるにあたっては、地方支分部局の現場の担当者からの反発も大きかったようですが、合宿を企画して徹底的に現場の声を拾い、寄り添った対応をすることで、徐々に信頼関係を構築することができたとのこと。最終的にはシステムのローンチから程なく手続の80%のオンライン化が実現し、関係する企業から多数の感謝の声が届いたことで、このプロジェクトに貢献できたことに誇らしさを感じたとのことでした。
~環境経済室の場合~
例えば、イノベーション・環境局の環境経済室で、日本の中長期の地球温暖化対策の企画立案を担当していた時。
世界的なカーボンニュートラルの潮流が押し寄せる中で、日本としてのカーボンニュートラルに向けた長期の戦略を策定するにあたり、数ヶ月で100社を超える企業にヒアリングを行い、素案をとりまとめたとのこと。また、立場の違う外務省、環境省の担当者と毎日膝をつき合わせて議論を行い、世界に発信していくべき青写真を描くための調整を行ったといいます。今となっては、当時の他省庁の担当者は良い飲み友達になっているとのことでした。
~保安政策課の場合~
例えば、産業保安・安全グループの保安政策課で、局内案件のとりまとめ、横断的なプロジェクトの推進を担当していた時。コロナ禍を契機としたDXの推進が急務となる中で、エネルギー・産業インフラの安全・安心に関する各種法令に基づく、年間25年万件に及ぶ申請・届出の電子化を実現する取組のプロジェクトリーダーを担当されていたそう。紙文化が根強い役所の中で、電子化を進めるにあたっては、地方支分部局の現場の担当者からの反発も大きかったようですが、合宿を企画して徹底的に現場の声を拾い、寄り添った対応をすることで、徐々に信頼関係を構築することができたとのこと。最終的にはシステムのローンチから程なく手続の80%のオンライン化が実現し、関係する企業から多数の感謝の声が届いたことで、このプロジェクトに貢献できたことに誇らしさを感じたとのことでした。
厳しさ■関係各所との調整が多くなる
例えば、地球温暖化対策や産業保安・安全の政策を所管する部署では、エネルギー産業やものづくり産業といった個々の業界にも配慮しつつ、外務省や環境省、国交省、消防庁といった関係省庁の考えも踏まえ、政策の方針を検討する必要があり、庁内外の調整を行う場面も少なくなかったそうです。
中央官庁として影響力の大きな仕事を担う分、非常に多くの組織との調整が頻繁に発生するのは霞ヶ関独自の文化と言えるでしょう。そのような中でも、短時間の意思決定を上司と調整したり、関係省庁と意見が合わない場合も落としどころを見つけて対応したりすることに、大変さを感じる方も多いかもしれません。
例えば、地球温暖化対策や産業保安・安全の政策を所管する部署では、エネルギー産業やものづくり産業といった個々の業界にも配慮しつつ、外務省や環境省、国交省、消防庁といった関係省庁の考えも踏まえ、政策の方針を検討する必要があり、庁内外の調整を行う場面も少なくなかったそうです。
中央官庁として影響力の大きな仕事を担う分、非常に多くの組織との調整が頻繁に発生するのは霞ヶ関独自の文化と言えるでしょう。そのような中でも、短時間の意思決定を上司と調整したり、関係省庁と意見が合わない場合も落としどころを見つけて対応したりすることに、大変さを感じる方も多いかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人■論理的に物事を伝えることが得意な方
どのプロジェクトにおいても、必ず調整業務が発生します。例えば1つの施策を進めるにあたっても、関係各所と密にコミュニケーションを取りながら、方向性や取り組むべきこと等を日々議論することに。感情任せでなく、相手が納得できるように意見を伝えることが求められます。そのため論理的に物事を伝えられる方に向いているでしょう。
どのプロジェクトにおいても、必ず調整業務が発生します。例えば1つの施策を進めるにあたっても、関係各所と密にコミュニケーションを取りながら、方向性や取り組むべきこと等を日々議論することに。感情任せでなく、相手が納得できるように意見を伝えることが求められます。そのため論理的に物事を伝えられる方に向いているでしょう。
向いていない人■チームでのプロジェクト遂行に苦手意識のある方
課長補佐はマネジメント業務を一部担うことも期待されています。したがって、部下や外部出向者等と共にプロジェクトを遂行していくことに抵抗を感じる方、課題を的確に把握し計画的にものごとを進めることが苦手な方は、立ち上がりに苦労するかもしれません。
課長補佐はマネジメント業務を一部担うことも期待されています。したがって、部下や外部出向者等と共にプロジェクトを遂行していくことに抵抗を感じる方、課題を的確に把握し計画的にものごとを進めることが苦手な方は、立ち上がりに苦労するかもしれません。