株式会社バイナル

国際物流システムの社会的ニーズがどれほどのものか、何をやるシステムなのか、競合はどこか等あまり予備知識もなく飛び込んだが、蓋を開けてみれば業界を代表する企業や誰でも知っている製品の流通・貿易に係る仕事であることがわかった。元々、、ゲームや一般消費者向けでなく産業向けのいわゆるBtoBのシステムを手掛けたかったので、そうそうたる企業を相手にシステムを提案できる迫力は大きい。反面プレッシャーもある。

昇給幅は3000円／年を下回った人というのは聞いたことがないので、このあたりが最低昇給幅だろう。成績が良い人や（必ずしも成果に結びつかなくても）頑張っている人は5000~10000円位のこともあるらしい。またボーナスは基本的に年2回だが、業績次第で臨時賞与もいただけるのでそういう時は嬉しい。ここ3年連続である。

大企業のようにきっちりと整った研修制度や教育プログラムは殆どないが、先輩や上司が基本的な商品知識や業界知識（貿易・通関）は親切に教えてくれるので、教育制度に不備があるとは思わない。またお客様も上場企業クラスの真摯な方が多いので、意地悪なことを言われたり恥をかくような場面は少ない。そもそもこの業界はたった数ヶ月の研修で戦力になるほど浅いものでもないので現場主義の今の教育方針で問題ないように思う。

柔軟な人間に育てるためあえて大企業のようなキッチリとした研修・教育制度を取り入れていない点もあり、手取り足取り教えてもらおうという人には向かない。分からない事や他人への礼儀振る舞いなど自分なりに考えて行動できる人にはお勧めできるし、とはいえ決してバリバリ体育会系というわけではないが、なんでもかんでも受け身の人には向かないだろう。

営業であれば御成約を頂けること、技術であれば良いシステムを作り納めることが目的であり、その目標から逸脱しなければ社内で仕事のやり方や勤務時間に指摘を受けることは殆どない。またIT業界にありがちな超短納期で毎晩終電といったことも全くなく、営業も技術もワークライフバランスに優れた生活が送れている。しかし近年では受注が増え要求されるシステムも大型化することで、若干ではあるが残業が増えつつある（とはいえ全社平均20h/月以下）。つまり市場のニーズに対して社内のメンバーが多少不足しており、当社の更なるメンバー増員が望まれる。