秋武林業株式会社

今以上に、社員の皆さんに少しでも長く働いて貰える会社にしたいと思います。
例えば会社とは、「料理屋さん」であり、製造現場は「調理場」みたいなものだと思っています。

歴史があり、立派な門構えの料理屋さんであっても、出てくる料理が美味しいとは限りません。
美味しい料理を作るのが「調理人」である社員さんだと思っています。

少しでも美味しい料理を提供するために、食材の仕入や調理器具などの設備を提供するのが会社、という訳です。
コツコツと積上げた技術は調理人（社員さん）に蓄積されます。それが、料理屋さん（会社）の信用になるのです。

ですから、美味しい料理を提供するには、コツコツと技術を蓄えた調理人さん（社員さん）が多い方が良いのです。
そう思っているので長く働ける会社を目指しています。

会社の取組でいる「改善提案」をもっと活発にして欲しいです。
この取組を始めた理由は、社員さんの意見が直接経営者へ届き、それが社内環境へ反映されるようにと思ったからです。
自分の意見が反映され、そして、会社が変わっていく。そうなる事で会社で行われることが他人事でなく、自分事として意識をしてもらえるのではないかと思ったからです。

毎日、毎日、業務を遂行する中で「常に考えて欲しい」と思います。それがスローガンの「常に考える」です。
現場の事は、現場が一番分かっている。そう思っています。

工場は夏は暑く、冬は寒い。
簡単に設備の更新は出来ませんが、少しでも皆さんに働き易い環境を作っていきます。

弊社は、輸出される産業機械や工作機械などを保護するための木製容器を製造しています。
確かに海外の現場に到着した際は解体されてしまいますので、後世に残るようなモノの製造ではありません。

例えば、車の走行に欠かせないエンジンの内部は、大小様々な歯車やバネが使われていると思います。
決して外からは、どんな部品が使われているか分かりませんし、車も10年もすれば廃車になるやもしれません。

しかし、自動車を走行させるためには必ず必要なモノである事には変わりありません。

若しかしたら、「職人」というのは「職種」ではなく、仕事に対する気持ちの持ち方なのではないでしょうか。
そういう意味では、弊社の社員さんは皆「職人」であると思います。

ですから、自信をもって「職人」と名乗って頂きたいです。