ウルトジャパン株式会社

ウルトジャパン・人事部の神崎です。ご意見ありがとうございます。

今般、従来社長が兼務していた営業部長のポジションに、長年当社で頑張ってくれている営業主任を抜擢しました。
彼の指揮の下、営業部員がより働きやすい環境や仕組みつくりに注力しています。

営業部員個々の売り上げ目標は、前年の実績だけではなく、当該エリアの経済規模、自動車登録台数、潜在的顧客数等の客観的な指標を用いて決めています。従来は一人が広い範囲を担当することがあり、長い移動時間によって営業活動に使える時間が限られている事情がありましたが、この点も改善されつつあります。より狭いエリアの顧客を丁寧にフォローすることで売上向上を実現しています。

有給休暇については、確かに取得率は多くの他の企業と同様に、決して高いとは言えないと反省しています。会社としては取得促進を説いており、取得申請があった際にはまず間違いなく100％承認します。ただ、営業部員としては「顧客訪問しないと受注高が上がらない」という誤解をしている者がいることも事実です。しかし高い成績を挙げている営業部員の行動パタンを分析してみると、必ずしも休暇を取ると売上が減るとは限りません。当社が採用する国際会計基準では社員の有給休暇取得率が低いと、その分財務諸表が悪化します。ワークライフバランスの促進に加え、会社経営という点からも有給休暇取得促進は重要なことと認識しています。

給与制度については、なるべく公平な（＝高い成果の人が、その努力に見合うだけの報酬を得る。担当するエリアによって有利不利がでない）制度にしようと考えるあまり、かえって現場を混乱させた気味は否めません。その反省から当面は現行制度を活用する予定です。

営業部員は直行直帰型のスタイルで活動していますので、毎日事務所に出社する場合に比べ一人で活動する時間がどうしても長くなります。孤独感や孤立感を抱かないように、日々の電話やメールによる連絡だけでなく、上司との営業同行やエリアミーティングを定期的に開催しています。2018年1月には全社員が全国から集まって東京で「キックオフ会議」（1泊2日）を開催しました。今後毎年開催予定です。ウルト会長の口癖である「我々は組織というより、家族なのです」という心情を現実化していきます。