社会福祉法人敬寿会 埼玉さくらんぼI番館

　教育・研修に力を入れていることが職員の皆さんから評価されていることはうれしい限りです。ケアの質を高めるためには職員の指導育成は不可欠です。虐待防止や身体拘束、感染症予防などの法定研修はもちろんのこと、施設内で毎月内部研修を行っています。また、県や市の社会福祉協議会で実施している外部の研修にも昨年度は延べ70人を派遣しています。
　今年度は介護のスキルについて施設としての評価基準を作成し、個々の職員のスキルについての評価を実施したうえで、必要な研修を実施していけるように取り組む予定です。
　教育・研修だけでなく、福利厚生についても扶養手当が大学生まで支給されたり、シングルの場合は第一子は手当額が倍になるなど手当が充実しています。退職金や長期功労金制度もありますので長く勤めるほど有利です。衛生委員会活動にも力を入れており、働きやすい職場作りを目指して、心身ともに健康で働ける環境づくりに取り組んでいます。
　確かに気になる点に挙げられているように、研修や委員会活動に力を入れると本来のケアや見守りの部分が手薄になることもあります。そのために、今年度は採用活動にも力を入れ、バランスの取れた適正な職員配置を目指していきます。法人としては歴史がありますが、埼玉まだまだ足固めの時期です。リーダークラスの職員も成長が必要だと考えています。資格取得でのスキルアップだけでなく、リーダーや主任、主査など施設の中でのステップアップの可能です。
　「暮らしの継続」というユニットケアの理念に賛同し、意欲を持ってチームワークで仕事ができる人であれば大歓迎です。まだ発展途上なりの悩みや課題はありますが、一緒に土台作りに取り組んでいきませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　施設長　林　芳博