高圧システム株式会社

研究機関の試験装置を製造するので、この世に1台しかない試験装置を製作することになります。装置製作の打ち合わせから設計、製造まですべての工程に携わることになりますので、責任は重大です。しかしながら苦労して製作した装置が順調に稼動し、有益な試験結果がでているという報告をうけると非常にうれしく仕事のやりがいにつながります。とにかく、ものづくりの好きな人には非常に魅力的な仕事だと思います。

このような業種は非常に少なく、業界としては狭いところです。研究機関は必ず動いているものですが、研究する企業の業績、研究分野による予算配分等により、必ずしも仕事が潤沢にあるわけではありません。また、決まった製品を大量に製作していることもないため、常に安定した会社とはいえないと思います。昨今の社会では、当たり前のことですが・・・。

自ら設計した部品や装置が形になる事にとてもやりがいを感じます。まだまだ経験が浅く一から装置を設計する事は出来ませんが、部品などは強度の検討をしながら試行錯誤し、実際に出来上がった品物を手にする事で達成感も生まれるからです。□仕事を通じた成長：この業界は全くの未経験で入社し、入社当初は聞くことやる事が初めての事ばかりでしたが、この仕事に携わらないと知りえない事、この仕事に携わるために勉強しないといけない事が多くあり、毎日が成長と勉強です。ステンレスの種類がこんなにたくさんあるなんて、普通に暮らしていたら全く知りませんでした（笑）

先方の研究内容に合わせた装置を設計するため、全く同じものは皆無であると言ってよい。そのため数年経験を積んだとしても、初めて耳にする用語、初めて目にする機器などが無数に存在する。成長を実感するには相当な時間が必要な業務だと言える。

依頼先が取り組んでいる研究内容をもとに、多くの実験装置等の設計を行っている。すぐに社会への貢献性を実感することは難しいかもしれないが、数年・数十年後の未来に貢献していると感じられる部分が多い。