共栄火災海上保険株式会社

事業の強み:JAやJFへの販路があること。ここに関しては他社が介入できないものになっている。営業社員の営業次第で他社やJAの契約を引っ張ってこれる上に、他種目販売も可能。結局そこしか強みがないと言いても過言ではない。
事業の弱み:商品の強みがほとんどない上に、ブランド力も皆無に等しいため収保が伸びにくい。他社に比べて多少保険料が安くても、知名度で他社に行くことはザラにある。正直、全ての種目で自信を持って勧められるものは少なく、営業社員の力量次第という面はある。
事業展望:国内市場の縮小、不景気による保険加入者の現象、若者の自動車離れ、消極的な商品開発など要素をあげればキリはないが、会社として減速していくことは間違い無い。母体である共済連がサポートしてくれるのかどうかがカギとなっていく気がする。

成長・キャリア開発:新入社員は研修や現場を通して社会人としてのビジネスマナーやタイムマネジメントなどが身に付く。業務を通して成長やキャリア開発は望めない上に、転職しても役立つものはない。資格取得等の研修は受けさせてもらえるが受けている人を見たことない。働きがい:経営に関するアドバイスや収保アップに関するアドバイスをして代理店から感謝された時やお客様から保険金支払いに関してアドバイスをできたときには感謝され、やりがいを感じる。また、団体制度等の提案を受け入れられて数字が大きくアップした時もやりがいを感じる。

福利厚生:３年目以降退職金支給。住宅補助は８?９割。寮は首都圏と関西にある。そのほかの地域では借り上げ社宅に入居。罪刑貯蓄制度あり。全国の保養所へ格安で泊まれたり、ジム入会と月会費が安くなるといったものもある。
オフィス環境:全国的に年季を感じるオフィスとなっている。私の勤務していたオフィス雨漏りがあったり階段の電灯が付いていなかったりと不便な点があった。会議室らしい部屋はなく、部署削減により使われなくなったスペースにデスクや椅子を持ってきて行なっているような形を取っていた。

成長・キャリア開発：新卒入社したこともあるが、電話の取り方、議事録の書き方、書類の書き方など、すべて丁寧に指導員から教育を受けた。資格なども積極的に会社の経費で受験させてくれ、部やグループによるとは思うが、勉強も自由にさせてくれるところもあった。また、会社内で留学制度があり、希望を出せば営業店・営業サポート・本社部門間で1週間前後で留学できるシステムがあった。普段やりとりしている部の仕事内容を勉強できたり、社員と関わることで、自分の通常業務に活かすことができるいい機会になった。

入社理由・入社後の印象：【入社時の期待】同業他社と比べて初任給が2万円ほど高かったので、賞与や入社以降の昇給もメガ損保にそこまで劣らないものと考えていた。【入社後のギャップ】昇給はほぼなく、主任レベル(入社8年めくらい？)に達しないとほぼ変わらないと先輩によく言われていた。また賞与も月給何ヶ月分、という計算方法ではなく、月給1と2に分かれており、月給1の何ヶ月分とされているため、実際の賞与はごく僅かで、他社損保の話を聞いでものすごくモチベーションが下がった。