回答者:50代 / 男性 / 現職(回答時) / 中途入社 / 正社員
3.6
2024年時点の情報
成長・キャリア開発:
OECD内のキャリア形成は、基本的に常に新しいポストを受ける必要があるため、個人のイニシアティブによるところが大きい。他方、国際会議などで、他の国際機関との交流もあり、別の機関への転職の道も開かれている。ただし、これも個人のイニシアティブ次第。
働きがい:
自分の考える理想的な政策についてじっくり考え、エビデンスを集めて、加盟国に提案できるところは、各国政府や他の国際機関にはない自由度があると考える。また、前例主義にはとらわれておらず、自由な発想で新しいプロジェクトを立ち上げることが可能。例えば、サービス貿易障壁指標という今でこそOECDの代表的な指標の一つは、1990年代に20代の若手スタッフ2名による発想からスタートしている。
口コミ投稿日:2024年09月30日
OECD内のキャリア形成は、基本的に常に新しいポストを受ける必要があるため、個人のイニシアティブによるところが大きい。他方、国際会議などで、他の国際機関との交流もあり、別の機関への転職の道も開かれている。ただし、これも個人のイニシアティブ次第。
働きがい:
自分の考える理想的な政策についてじっくり考え、エビデンスを集めて、加盟国に提案できるところは、各国政府や他の国際機関にはない自由度があると考える。また、前例主義にはとらわれておらず、自由な発想で新しいプロジェクトを立ち上げることが可能。例えば、サービス貿易障壁指標という今でこそOECDの代表的な指標の一つは、1990年代に20代の若手スタッフ2名による発想からスタートしている。
事業展望・強み・弱み
38の主として先進国の加盟国政府がバックについており、予算面では比較的安定した国際機関である点。またスタッフにも各国政府との強いつながりを持ったものも多く、業務がスムーズに行われることが多い。またスタッフの個人的資質も高い。
事業の弱み:
加盟国自体が一枚岩ではなく、加盟国間の意見の調整が難しい案件が多く、一方を立てればもう片方が立たずというようなケースの舵取りが難しい。そのため、嫌がおうでも、声が大きい国の意見が尊重される嫌いがあり、これが、機関の優先順位にバイアスを与えることが多々ある。
事業展望:
環境、気候変動、AIなど、これまで以上にグローバルなレベルにおける経済社会のガバナンスの確立が必要になる分野広がることが予想される中、OECDの役割は増大する可能性が大きいと考える。他方、加盟各国の財政事情がどこも厳しくなっていく中、優先順位付けが今まで以上に重要になってくることが見込まれる。