株式会社ハブ

事業の強み：
PUBをただチェーン店として日本に広めるのではなく、1店舗1店舗がお客様はじめステークホルダーから地縁店として愛され、そのお店が地域に根差し、100年以上続くPUBでありたいという文化創造という壮大なロマンが強みといえる。PUB業態にミクシィとの業務提携もあり、新たなエッセンスも取り入れることでPUB業態に磨きをかけ続けている点はハブならではの強み。そういう意味では、PUB業態という業態ではハブの右に出る会社は無い。

事業の弱み：
良くも悪くも、PUB業態しかやっていないことにより、キャリアの選択肢が狭く、生活スタイルの変化によって、退職が一定数いることも事実。今後、200店舗体制に向けて、店舗拡大により上位職への機会も増えるが、店舗で長く活躍できる環境を整えていく方向性。

事業展望：
まずは、2030年に創業50年を迎える節目の年となり、創業50年ビジョンとして200店舗体制に向けて、47都道府県に出店を計画している。
また、業界最高の処遇や企業価値向上による株主還元を目指しており、リアルコミュニケーションの場を提供することにより日本を、心を豊かにするありたい姿を描いている。

成長・キャリア開発：
入社1年目はキャリアフォローの研修が3回あり、人事との面談も用意されている。また、年2回、自己申告面談を上長を実施するため、今後のキャリアや現状の悩みも共有し、安心して働くことができる。店舗勤務では若い年次から店舗を任されることにより、マネジメント力は培われ、それを補佐する教育制度「ハブ大学」でも年4回程度研修があるので、スキルを身に付け、成長していくことを実感できる。その他、自己啓発支援制度もあり、学びたい分野に対して会社が一部補助を出すなど、社員の成長に投資する体制がある。

働きがい：
一番は店舗に来ていただくお客様からの「ありがとう」。そして一緒に働く従業員から「ありがとう」と言われること。ハブのお客様は約半分がリピーターのため、常連客が非常に多く、生活の一部がハブになっているお客様が多いということ。そのため、お客様との距離感は近く、「○○さんいつもの（飲み物）でいいですか？」という会話は多い。従業員も指導した部下がそのまま社員登用試験で社員になることもあり、部下の成長が自分自身、そして会社の成長につながることを実感できることが一番のやりがいといえる。
その他、部下やお客様の結婚式に呼ばれることもあり、その際にはヒトとしてこれまで真摯に向き合ってきた積み重ねが喜ばれることも大きなやりがいにもなっている。

企業カルチャー・社風：
とにかく、ヒトが良い会社。ハブでは、人材を人財と捉えており、資源ではなく資本という考え方が浸透している。オープンマインドで明るく、コミュニケーション力が高い人財が多く、自社のことが好きな集団。かといって、外部からの人財も温かく迎え入れる懐の深さもあり、ヒトの面での不満は既存社員から聞く機会は滅多にない。

組織体制・コミュニケーション：
休日でも自店または近隣の店舗に飲みに行く社員が多く、ヒトと接することが公私ともに好きな人財が多い。本部でも○○課長、○○部長と役職で呼ぶことはなく、○○さん、またはあだ名で呼び合うことが通例となっており、風通しの良い風土といえる。

ダイバーシティ・多様性：
PUBがまさに多様性の象徴であり、老若男女問わず誰もが好きなように集える憩いの場のため、働く従業員も性別はもちろん、国籍問わず様々な人財が在籍している。
英語力は必須ではないものの、インバウンドなど外国籍の顧客に対して幅広いサービスを展開するためにはあるとさらに良いスキル。

勤務時間・休日休暇：
週休二日制（シフト制）であり、月間8日～10日の所定休日数となっている。年間休日は104日だが、有給取得は100％取得できており、今後長期的に年間休日についても増やしていく方向性。
その他、永年勤続表彰として、勤続10年で5日間、15年で10日間、20年で15日間の特別休暇も付与され、長く働く社員を大切にする制度となっている。

多様な働き方支援：
産休・育休は確実に取得できており、男性の育休取得も本人の希望の取得期間に応じて取得できる環境。深夜（22時以降）の勤務時間は月間で50時間前後のため、早上がりは基本的にはないが、遅入り夕方以降出勤できる環境にあり、昼間の時間帯を有効に活用することができる。
休日も1ヵ月前などに事前に希望を出せば、土日でも休日取得は可能だが、店舗の人員、本人の調整能力も必要。

給与制度：
経営方針にオネストを掲げている通り、時間外手当はサブマネジャーの役職は所定労働時間以上の実績に応じて支給されており、店長でも35時間の職務手当のなかに見込み残業手当が支給されている。賞与は年3回（7月12月4月）の支給となっており、4月は業績に伴うインセンティブ。
昇給は年1回6月に改定しており、年収ベースでは他業界含め処遇は高く、業界でも高いレベル。

評価制度：
サブマネジャー、ストアマネジャーの役職では、行動に加え実務テスト等もあり、努力が評価、そして給与に反映される点は非常に納得感がある。
飲食の業界柄、売上は天候やイベント等に左右される面はあるものの、売上や利益だけでなくCS、ES面も評価対象のため、総合的なマネジメント力が高ければよりよい処遇につながる評価制度となっている。