大豊化学工業株式会社

成長・キャリア開発：
ずっと同じ仕事ではなく、ワークシェアを目標にしているため、様々な仕事を覚えていけます。
社会の仕組み、関連部署の役割、取引先との関わり方、等、多くを学べると感じます。今後、勉強会や研修も予定されているようなので、社会人としての学びもあると思います。

働きがい：
本部制になってから、これまでの課題の洗い出しがされています。
DX化や社内規定の改定等、会社がもっと良くなっていくように皆で協力して進めていっているところです。会社の成長に自分も関わっている実感があります。

組織体制・コミュニケーション：
中小企業はオーナー企業のトップダウンの経営が多いと思いますが、当社は一般企業であり、一般社員が昇格して最終的には社長になることが出来る会社だと思います。今年4月から新たに本部制度が導入されて、営業・製造・業務・管理の4本部となりました。各本部内で上長との意思疎通がより活発になり、自分の現在位置が確認しやすくなった事により、目標が立てやすくなったと感じています。

ダイバーシティ・多様性：
給与制度が一本化されていて女性・男性・総合職・一般職の区別がありません。
現在、4つの本部の本部長4名のうち、2名は女性です。その2名は執行役員も兼務されていて、将来の取締役候補として活躍されています。その他にも女性の役職者が多数います。

福利厚生：
＜退職金＞給与と同様、退職金制度が明文化されています。
勤続年数によるポイントと毎年の評価によるポイントの合算により、退職金が算定。また退職金の一部は401Kが導入されていて個人の管理にはなりますが資産の保全・拡大が可能です。
＜財形貯蓄＞会社から1％の金利補助があります。
＜社員持ち株会＞勤続年数3年以上の規定がありますが毎月、購入金額が給与より天引きされて会社から10％の補助があり、会社業績により賞与とは別に配当として収入が得られます。

オフィス環境：
2023年11月に改装が完了し、とても綺麗で明るくなりました。
これまで溜まっていた資料もDX化に向けて整理ができ、デスク周りもスッキリとして、働きやすくなったと感じます。ミーティングルームも増え、社員同士で話せる機会も増えました。

給与制度：
基本給は年齢給と職能給です。年齢給によりある程度、年齢に応じて給与が毎年増加します。職能給は査定（等級制度が明文化）により、毎年1回新しい期である2月に昇給。査定は評価制度によって明文化され、本人・上長・本部長のフィードバックによる教育・指導も含めた評価で最終的に役員会議にて決められます。評価制度に裏付けされた公平な等級制度で、努力・成果が給与に反映されやすいと思います。6月・12月にある賞与及び2月の昇格人事も同様です。

評価制度：
営業本部、業務本部、管理本部、製造本部、4本部全て、評価シートがあり、自己評価⇒上長評価⇒本部長評価により上期・下期ごとに評価されます。等級制度が明文化されていて、大卒22歳の2等級からスタートして順調に行けば、35歳で5等級（役職としては係長～課長）になります。評価制度でのフィードバックにより、業務遂行に対する考え方を学び、合わせて上長との意思疎通促進ができると感じます。

事業の強み：
業界の安定性は前述の通りです。
パッケージには大きく２つ、消費者が直接手にする商品のパッケージと、その商品が製造される前段階で使用されるパッケージが存在します。大豊化学の強みはポリエチレンフィルムの製造・加工により、前段階のパッケージと、大手フィルムメーカーから多岐にわたるフィルムを購入し委託加工先（協力先）での加工により、消費者が直接手にするパッケージの、両方を手掛けています。
結果、お互いの市場の状況が把握でき、相互に情報を活用することで、拡販に繋げ、また得意先への情報提供により、信頼関係構築にも可能となる。
フィルム製造により、大手原料メーカーからの購買を通じて、原料メーカー情報や、介在する商社情報も大きな力となる。

事業の弱み：
フィルムの製造は昼夜連続の交代勤務であり、慢性的な人手不足だと感じます。現場の人間が居ないため、製造機械を止めざるを得ないリスクもある。
同様に二次加工も零細企業が多く、慢性的に人手不足が続いていて、フィルム販売のネックになっているところがあります。

事業展望：
この分野は将来も安定していると考えられますが、自社工場の交代制勤務者の確保と二次加工先の確保が必須であると思われます。
その為には今以上の利益確保が必須で、大豊の品質・納期安定性をアピールできる新規の需要先の掘り起しが急務だと思います。
その為には営業要員を大幅に増やし、従来の得意先へのきめ細かいフォローと同時に、ベテラン社員の方々には新規拡販・販路開拓に従事していただきたいです。