社会医療法人社団千葉県勤労者医療協会

事業の強み：
地域住民や諸団体の「いつでも安心して利用できる医療機関が欲しい」という強い要望と建設資金の協力などで設立できた医療機関です。私たちの医療機関は地域の皆さんの財産であるし、私たち専門職はその専門性を地域の皆さんにお返ししていくという立場です。

事業の弱み：
会社の運営は民主的であり意見を尊重することは良いことではありますが、課題について一回会議で検討し、その時に誰がいつまでに何をするかが曖昧になってしまうところがあります。緊急課題の後ろに隠れ解決せずに放置されてしまうことがあります。

事業展望：
超高齢社会多死社会を目の前に、地域の独居老人や高齢者世帯が地域により増えています。各事業所で地域分析を行い、いつまでにどのような事業を展開するのか、中長期的な経営計画を作成を確認し職員に示し、実践していく事。

入社時の期待と入社後のギャップ：
幸いなことに、私の上司は次々と私にステップアップの機会を与えてくれました。おかげで様々な看護部の仕組みづくり、病棟内の研修・看護チームリーダーの役割・患者受け持ち制度・新人看護職員緒教育の仕組み等で常に前を向いて上司に報告・相談・承認を受けることができました。

成長・キャリア開発：
認定看護管理者・専門看護師・認定看護師研修の支援制度で給与や研修費用等の保障をしています。資格取得後はそれを活かし看護職全体の質が向上できるように事業所内外研修会の企画や仕組みづくりをしています。（多職種を含めた各種チーム・ストーマ外来・認知症相談外来・糖尿病相談外来等）
看護部門では看護職研修要綱を基にした研修、多職種共同の制度研修、他看護協会や外部研修に参加できるような仕組みもあります。毎年、育成面接で評価を行い次年度の目標を確認しています。

働きがい：
患者さんや利用者さんへのケアは、同一にはいきませんが、困難なケースをあきらめず多職種の知恵や他施設の連携で失敗を繰り返しながらも解決方向になった時。治癒が不可能なケースは残された時間をどこでどのように過ごすのかを本人とご家族等と話し合い本人の希望に添える取り組みを前述と同様多職種・他施設協働で実現できた時。

女性の働きやすさ：
シフト作成に希望を生かしてくれます。院内保育所や看護・病気休暇・生理休暇もあり急な休みに対応しています。子育てを乗り越えた中堅ベテランも勤務しています。親の介護や子育てなど、お互い様意識があり休みやすい雰囲気づくりをしています。男性職員の育児休暇も取得が増えています。

企業カルチャー・社風：
民医連綱領を基に「誰のために・何のために」を合言葉に、だれでもいつでも安心して医療や福祉が受けられるようにしています。その為、地域の他事業所また自治体と連携し、患者さんや利用者さんの為に働きかけをしています。

組織体制・コミュニケーション：
病院長をトップ管理者とした組織体制ですがトップダウンは緊急事態以外はほとんどありません。むしろ社風としてあるように職種を超えた職員一人一人の意見を大切にしています。職場内外の会議運営やカンファレンス等でそれぞれが専門職としての立場で患者さん利用者さんの希望や願いを実現する為、ご家族も含めた話し合いをしてその時点での最善策を検討できます。

ダイバーシティ・多様性：
会社として障がい者雇用はしています。多様性に対しては「誰でもトイレ」の表示を始めた診療所もあります。健康保険証のない・医療費の支払いに心配のある外国人も含めた方への対応では、無料低額診療を実施しています。看護部では制服を2022年男女共用のデザインに変更しました。