株式会社クオリティージャパン

事業の強み：
少子高齢化の問題を抱える日本において労働者不足は深刻な課題です。当社の強みである派遣事業の市場規模は今後形を変えつつも拡大をしていくと思います。外国からの労働者では、従来主力であった南米からの日系人労働者がその高齢化等により人口が減少し、東南アジアの技能実習生に置き換わってきています。しかし国内の人材不足は依然として深刻な状況です。今後さらなる法改正を視野に入れ、先手を打っていくために関連部門と戦略を立てながら準備・調整を行っています。

事業の弱み：
取引先の生産減などの影響を受けやすいといえます。２０２０年新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化は２００８年リーマンショックに次ぐ打撃となりました。派遣事業に限らないことかもしれませんが、１年の中でも繁忙期が乱高下します。取引先のニーズ過不足が大きく変化するのですが、裏を返すとそれだけビジネスチャンスが潜んでいるという見方を我々はしています。

事業展望：
派遣事業を含めた人材確保の市場規模は今後も拡大すると見込んでいます。派遣事業は景気の影響を受けやすいため、盤石な経営基盤を堅持していくことが不可欠になります。この会社では管理スタッフの採用強化をはじめとした経営資源の増強を行っており、アフターコロナ経済に向けた競争力の強化と、中長期の成長戦略を立てています。

入社時の期待と入社後のギャップ：
入社時に期待していたことは、語学力を生かせる仕事に就きたい。でしたが、入社すると通訳以外の業務も与えられるようになりました。当初は不満もありましたが、いずれそれが蓄積されると実力となって、ワンランク上の管理業務に携われるようになりました。昇格の機会にも恵まれチームメンバーも増えました。

成長・キャリア開発：
派遣事業に携わる者として、労働者派遣法・雇用契約法・労働基準法・労働安全衛生法等の最低限の知識が必要です。最初は先輩方に教えてもらいながら適切な知識を身に着けていきながら、必須項目として会社費用で講習（派遣元責任者等）を受けてもらいます。また任意項目として、自己のステップアップのために資格取得を希望する人には、衛生管理者・運行管理者等の試験を会社費用で受けることが可能です。

働きがい：
「決められた事だけをこなす仕事ではない」ところにやりがいを感じます。通常、仕事には基本の流れがありますが、この仕事では「繰り返し作業のルール順守」だけでは完結しない部分があります。人を管理するという点で「想定外」の問題も発生します。前例やマニュアルが無い場合は、上司や先輩方の助言を仰ぎながら解決していくのですが、問題解決したときの達成感は、この仕事でしか得られない働きがいだと感じています。

女性の働きやすさ：
当社では多くの女性が活躍しています。この業種としては性別自体が適正要件となるものではありません。むしろ現業系では女性の方が多数活躍されていますので、同性にしか相談できない悩みもありますので女性スタッフが必要な職場です。

企業カルチャー・社風：
2022年現在、クオリティージャパンを含めたマルアイグループは製造業としての創業から71年目を迎えました。1980年台バブルの人手不足時代に入管法改正を受け、外国人労働者の派遣事業に着手してから34年が経ちました。人材派遣事業に限らず長年蓄積された各部門でのノウハウがあり、不況時にも「この事業なら当社で携われないかな？」など発案すれば、会社が応えてくれる企業風土があるので、ピンチの中にもチャンスを見つけよう。とのチャレンジ精神が養われます。ボトムアップ重視の企業で働きたいという方にはきっとやりがいが感じられます。

組織体制・コミュニケーション：
最近はコロナの影響を受け各種イベントは自粛していますが、春は花見・夏はバーベキュー・秋は旅行・冬は忘年会と四季折々の社内イベントを企画開催してきました。新入社員さんの新鮮な意見を取り入れた旅行では、飛騨高山のグルメツアー（日帰りバス旅行）や、伊勢神宮旅行（海鮮旅館宿泊）など親睦を深める良い機会となりました。

ダイバーシティ・多様性：
当社は外国から働きに来た方のサポート業務を行うために、各国の通訳スタッフの方々も多数在籍しているグローバル職場です。派遣スタッフとして応募される方々にとっては、自分の母国語で相談できるスタッフがいることが安心に繋がることは当然、共通の国籍・宗教・同じ民族文化の拠り所として寄り添えるスタッフが直接サポートすることを重視しています。多様性マネジメントの視点に立てば、国籍・宗教・文化の違いを尊重すべき私たちなので、相互の理解が広がっていくことを日々感じながら働いています。