宮城交通株式会社

勤務時間・休日休暇：
総合職の場合は基本的に土日祝休みです。また残業時間もそれほど多くない為、プライベートに時間を使う事も可能です。運転士の場合、バスを毎日運行させている都合上、どうしても土日休みとはいきませんが、1週間の中で連続した2日間が公休日となるため、休みの際はしっかり休むこともできますし、旅行に行ったりすることもできます。

福利厚生：
運転士であれば、寮や社宅を利用できる制度があります。また中小企業では普通利用が出来ない福利厚生倶楽部に加入しており、会員証の提示で飲食店や宿泊施設等で割引を受けることが出来るようになっています。名鉄グループの一員であることが、それを可能にしています。退職金の制度もあり、6年以上勤めれば支給されることになっています。

オフィス環境：
一部ですが営業所にはオフィスコンビニが設置されていて、カプセルベッドを備えた休憩室も完備しています。女性用の休憩室もあり、長距離の運転後や、空き時間に利用することが可能です。運転士は座っていることが多いため、運動不足解消を目的として、ある営業所には運動用器具を設置しています。シャワーが備わっている営業所もあります。

給与制度：
昇給年1回、賞与年2回で、手当については資格や通勤、住宅、家族など他の会社でもよく見られる資格がありますが、健康意識向上のため、健康手当があります。毎年実施されている健康診断を受けることや、健康ポイント制度に参加するなど、誰でもできることを実施すれば、毎月の給与に健康手当がつきます。お客様の命を預かる仕事になる為、運転士は勿論、全職種の社員が取り組んでいます。

評価制度：
年齢が関係ない評価制度があります。総合職の場合は職位に応じて必要とされる基準を満たしているかどうか、数値化され、判断されます。運転士の場合は接客やマナー、勤務態度、業務時に実施されるマイクアナウンスや丁寧な運転が出来ているかどうかなど、こちらも全て数値化され、点数で評価されるようになっています。そしてそれは年齢や勤続年数が関係ない評価制度になっていて、評価が良い人は昇進のスピードが速いです。

事業の強み:
仙台市という中規模都市を事業基盤に有している他、行政からの受託事業で安定収入を得られる点が強みである。近年ではSuicaなどのICカードも利用可能になり、車両に対する投資も積極的に行われているので利便性は向上していると思う。

事業の弱み:
全国の同業他社の例にもれず、人で不足が何よりの課題である。交通事業は労働集約型の産業であり、事業を拡大するにはその分の人員を増員する必要があるが、どちらかというと不人気業界で人材の確保が難しい。事業の性質上早朝と夕方以降に需要が集中するため拘束時間が長くなりがちであり、人材が定着しづらく、これは業界全体で問題視されているが抜本的な改善は難しい。結果として人材の出入りは激しくなりがちであるにも関わらず、戦力としてかどうするには大型二種免許を取得する必要があり、教育コストがかかる。

オフィス環境：地場の中小企業には珍しいと思いますが、リフレッシュルームにオフィスコンビニが設置されています。昼食休憩をリフレッシュルームでとる社員も多いです。また、健康管理にも非常に徹底的に行っているため、就業時間中の喫煙は禁止、喫煙所は屋外にあります。会議室は用途に応じて多岐にわたって使用できるよう、様々な広さの会議室があります。各階のフロアでは、それぞれの事業部ごとに特色が異なり、私の所属する総務部では静かすぎるわけでもなく、うるさすぎるわけでもなく、適度に落ち着いていて、たまに雑談を楽しみながら仕事ができる雰囲気です。