ギノウス株式会社

入社時の期待と入社後のギャップ:
表向きは商業施設に特化した工事業者のため、人々の笑顔に直結する仕事、人々を喜ばせる仕事、社長が大きな夢をたくさん抱いている会社というイメージを売りにしているが、入社してみると夢の実現には程遠い現実に唖然とする。
有名どころの工事を請け負っているのは事実ではあるが、左官屋なので所詮部分的。

女性の働きやすさ:
残業が多いため未婚女性には良いが、既婚女性には辛いと思う。
面接でも、子供の予定は？とか聞かれるし、産休育休制度は無い。

成長・キャリア開発:
これまでは、全く社員教育に力をいれていませんでした。というより、急成長し続けてきたので、そこに手が出せなかったということが正直なところだと思います。しかし、2020年4月から本格的に人財育成に力を入れていこうということになり、さっそく職人用の練習場を作り、そこで自主練が出来るようになりました。現場では仕事に追われ、練習する時間もなく成長が遅れるのですが、しっかりと練習時間を取って、練習できる場があることで、今年の新入社員は3か月で、通常1年で習得できる技術を身につけています。やっぱり、成長できる環境を作るのは大事だとつくづく思いました。私も家庭の事情がなければ、ここでもっと成長したかったです。

働きがい:
とにかく、まだまだ成長していく会社なので、その会社の成長とともに自分も成長できることが楽しいと思います。もちろん、その分大変なこともありますが、その大変なことに自分自身がどういう意味付けをしていくかが大切であって、自分自身の成長に喜びを感じる人であれば、この会社で働きがいをかなり感じると思います。

女性の働きやすさ:
内勤者に女性が多いのですが、これまで全く女性社員の働きやすさを考えていなかったと思います。でも、他のことと一緒で、2020年の決算でこの会社が属する分野で日本一になったことから、今後の会社のあり方を社長が真剣に考えるようになり、理念である「人が喜ぶ会社」を目指す一環として、女性が働きやすい会社を目指していくと思います。現在、延期になっている新社屋を建てることが再開すれば、かなり女性の働きやすい環境を考慮していくと思います。

企業カルチャー・社風:
これまでは社長のワンマンさが目立っていましたが、急成長で規模が大きくなってきたことを実感できた2020年を節目に、社員満足度の向上に努めていく流れがあり、仕事をしっかりと務めながらも、時折笑いがあったり、協力し合ったりと活気や楽しさが出てきました。職人さんもみんなで切磋琢磨し、この会社独自の教育の場で成長していて、部活動のようなノリで成長をしていっています。これもワンマンだった社長の意識が変わってきたことが一番大きいのかもしれません。これからの変化が楽しみです。

組織体制・コミュニケーション:
内勤は女性が多く、仕事への姿勢は責任感をもって真面目に努めています。休憩時間では、それぞれの困ったことやわからないことを話したりして、協力をしながら解決していっています。会社全体では、これまで労働負荷が多く、社長をはじめ、お互いを労うことや褒める、認めることなど皆無でしたが、2020年の決算を境に、社長自らが意識を変えていき、これからは「ありがとう」が飛び交う社風を築いていくそうです。実際、営業グループという部署では、社長自らが先陣を切って、グループのメンバーに具体的な行動を見て「ありがとう」を伝えていくようになりました。職人グループは、部活動的な盛り上がりがあって、みんな楽しく腕を磨いています。

ダイバーシティ・多様性:
ベトナム人の実習生が半数以上を占めていて、コミュニケーションに難があるももの、会社全体の集会の後のバーベキューなどのイベント時は、日本人もベトナム人も、通訳の人を介したり、日本語ができるベトナムジンを介したりして、お互い楽しくやっています。仕事では、正直言葉が思うように通じないことがあるので、時々トラブルもありますが、それもみんなで協力して対応していっています。基本、お互い尊敬しあい、認めあっていると思います。