株式会社長谷川建設

事業の強み：
地域密着なので、下請け先などの取引先と関係は良好で連携体制があると思います。経営者も新しい技術導入に積極的で、アイコンストラクション向けの設備投資も行い、大型工事に対する対策を行うなど非常に前向きな組織風土です。また、若手技能者も多く、スキルアップする機会も多いので、大型工事・先進工事工法の導入が出来てくると思います。

事業の弱み：
この会社独自の弱みとは言えないかもしれませんが、建築業界は全国どこでも慢性的な人不足状態で、当社は地方の会社なので、新規採用に力を入れる中思うほど伸びてないことや将来に対して採用が伸びるかわからない点、同業者全般に言えますが、公共工事の有無が経営に大きなインパクトを与える点が弱みではないかと思います。

事業展望：
後継者もいらっしゃるので、事業継続性の面においては安心できます。また、若手は資格取得などに励んでいるので、この会社は成長していくのではと期待しています。今後、建設業界はアイコンストラクションなどの情報スマート建設に移行する中、技能者の育成は必須とおもいますので、経営者が力を入れる取り組みは理にかなっており、将来の成長も十分見込めると思います。

成長・キャリア開発：
私は十年以上同じ業界、同じ職種の仕事をしてきています。こちらの会社に入ってから気づいたことですが、自身の経験のないような仕事や資格を取得する機会が与えられたことで、まだまだ成長する寄りがあることを認識できました。また、建設技能は年々進化して新技能等が導入されるので、これらに触れ勉強する機会があることで仕事に刺激があります。

働きがい：
私自身は、この仕事（建築現場の監督職）が好きですし、経験による自身もあります。そのため、1年後に現場管理を任された時には、働いてよかったなぁと思います。また、資格取得の機会をいただけるなど、新しい技能に触れること、また取得していけることは自身のスキルアップにつながり、現場で即活かせる内容なので、自身の成長を実感できました。

企業カルチャー・社風：
社風は、建設業はその特性上けが等（ひいては死亡事故）の問題もあり、現場の指導は厳しいこともあります（私の預かる現場でも時と場合によってはそうならざるを得ません）。反面、現場では熱中症等の体に対する配慮はあります。また、地方なので、街中の会社と違い、経営者・上長から家庭のことなど気遣いをしていただけるなどアットホームな部分もあると思います。また、意外と技能者が多いので体育会系と言う事はなかったです。

組織体制・コミュニケーション：
組織体制は、経営者・管理者・監督者と縦割りの組織です。公共工事の特性上、工事進捗の打ち合わせは必須です。このあたりの仕事のコミュニケーションはスムーズかつ技能等での意見交換も活発です。また、若手中心に頻繁に公私にわたりコミュニケーションがとられていると思います。仕事とプライベートはきっちり切り分けていますが、コミュニケーションは多いほうだと思います。

ダイバーシティ・多様性：
地方の会社ですし、採用に当たらないこと（募集しても、建築業界出身の経験者が面接に来ることが多いと思います）もありダイバシティ・多様性に関しては、あまり考える機会がないのではないかと思います。ただ、性別・人種・国籍などを雇用に対しての特別な意識はないとおもいますので、働くことは十分可能かなと思います。

勤務時間・休日休暇：
建設業の業種は、繁盛期（工期間際）・閑散期（雨季、公共工事受注開始前）があるので、繁忙期はどういても忙しいですが、私の場合はせいぜい月20時間程度です。年間通じてでいうと残業は多いとは言えませんし。休日出勤も繁忙期を除きありませんでした。また、家庭の用事等で有給休暇が必要な際は取らせていただけています。

多様な働き方支援：
工事現場での仕事も多く、リモートワーク等が可能な職種は限られていると思います。現場工事の場合では、家庭の用事で、早く帰る際は、現場から直帰をさせてもらったことが数回ありました。副業は制度的に許可していないと思います。私自身前職では数年ごとに転勤がありましたが、一か所で仕事ができるところは、家族と一緒に生活できるなど、助かっています。

福利厚生：
立地が紀伊山脈の中になるので、特に都市部勤務者は引っ越しが必要になります。そのため、住宅補助等の制度は充実していて、私は住宅補助をもらっていますが、村営住宅など住む場所も探してもらえました。独身者には寮もあるので住むことに関しては困らないです。また、退職金もあります。財形貯蓄・社員持ち株会・ストックオプションに関してはありません。

オフィス環境：
数年前に改装されていて、きれいで機能的になっているので働きやすいオフィスになっています。スペースは役員、技能者で区切られており、個人机、PC等もあるので、個々人の業務はしやすいと思います。また、打ち合わせスペース、応接スペースもあるので、会議や打ち合わせ等のコミュニケーションは取りやすくなっています。