ラック工芸株式会社

ラック工芸が特に強みにしているのがフィルムやシートに印刷・加工するものです。なので、入社後、3ヶ月の試用期間にはシートの種類や加工方法などをじっくり学びます。試用期間が終了し、社員になると「業界のいろは」を学べるサインスクールに参加させてもらえます。看板業界は全くの未経験だったのですが、業界用語を教えてもらったり、看板の構造を学べたり、法令を学べたり、今の自分がどこから勉強を始めれば良いのかヒントになりとても助かりました。先輩やお客様、現場の職人さん達の会話がなんとなく理解できるようになります。資格取得の支援も充実しています。資格を取得すると、自分が関われる仕事の幅が広がることにより、やりがいも増えます。実技試験前には先輩社員が優しく教えてくれるので、私は入社して半年ほどで「広告美術仕上げ技能士の広告面粘着シート仕上げ作業」3級に合格することができました。やはり、資格を取得すると少し自信がつきます。資格の中には、業界に5年間従事していないと受験できないものもあります。じっくり実務経験を積んで、挑戦していきたいと思います。

私は以前、コンサルティングをおこなう会社でサービスを提供した成果物としてお客様から代金を頂いていました。お客様に喜んでいただけるので楽しくやっていましたが、元々「ものづくり」に興味があったので、「仕事の成果物(自分が作った作品)が目に見えてそこに“ある”」という仕事がしたくなり、ラック工芸に転職しました。入社してから1年が経ち、2年目に突入しました。元々ものづくりに興味があったとお話しましたが、美術の授業が好きだったり、たまに美術館に行ったりするくらいで専門的な勉強はしてきませんでした。大学では環境問題について勉強していました。「自分はクリエイティブ系の勉強はしてこなかったし、この分野で仕事をするのは難しいのではないか？」と思っていましたが、思い切って入社してみて良かったです。好きなことを仕事にできるのはとても楽しいです。楽しいから、社会に役立つ仕事としての必要な知識や経験を積むのも苦ではありませんでした。先輩社員も半数が業界未経験者です。興味・やる気があれば未経験でも迎え入れてくれる会社だと思います。

ラック工芸の仕事は、一言でいうと「企業の顔」である看板を作ることです。企業がなくならない限り、私たちが制作・設置した看板はなくなりません。半永久的にその場にあり続け、沢山の人々の目に触れます。看板と言っても、屋上にある大きな看板もあれば建物の壁面や窓に設置するもの、建物の階数表示、催事のディスプレイサイン、LED照明サインやピクトサイン等多岐にわたります。これらを総称して「サイン」と呼びます。大きさや素材も違えば、設置される場所、お客様の業態も様々です。店舗やオフィス、マンション、公共施設、商業施設、テーマパークなど、街にはサインが溢れています。有名企業の名前を大きく表示したサインで宣伝ができたり、お店の雰囲気やサービス内容を伝えられたり、矢印や階数表示のサインを頼りに目的地にたどり着けたり。サインは「あったら良い物」ではなく、「私たちの生活になくてはならないもの」です。

働いてみると、ラック工芸のホームページには載せきれない、数多くの有名企業の看板制作に関わっている事を知り驚きました。個人経営の店舗の看板も沢山制作していてやりがいを感じますが、やはり有名企業の看板制作に関われるのはポイントが高かったです。家族と街を歩いている時や友人と遊びに行った時、自分が作った看板・ラック工芸が作った看板を見つけるととても嬉しいです。モチベーションが上がります。「自分がこの看板を作ったんだ」「うちの会社で作ったんだ」と自慢したくなります。同じものを大量生産しているわけではなく、お客様のご要望にお応えし、一点ものを制作しているところにも面白さを感じます。

社員一丸となり頑張っているので、7月・12月にボーナスが貰えます。会社全体の目標よりも利益が多ければ決算賞与もあります。(個人やチームに売上ノルマは課せられていません。私にとってノルマは心的ストレスなので、それが無いおかげで仕事に集中でき、とても嬉しいです。)社員研修旅行にも行きます。取引先の会社見学で勉強した後は、観光地を楽しみます。仕事に関係する資格取得はテキスト代・受講代全額支給です。勉強好きの社長が応援しくれます。